「ニューヨーク1997」のジョン・カーペンター自らによるセルフリメーク兼パロディというか確信犯的焼き直しだが、突然ピーター・フォンダとサーフィンを始めたり、ハングライダーで空から襲撃したりといった70年代的小ネタがところどころ面白い。
ラストでターゲットになるのがキューバで、無法地帯を支配する独裁者がゲバラとカストロを足して二で割ったみたいな格好なのが変な感じ。未だにキューバはアメリカにとって喉元に刺さったトゲみたい。
合衆国大統領がまた独裁者で、作者はタバコもうっかり吸えない健康ファッショも気にいらないみたい。どいつもこいつもまとめてふっとばすアナーキーなラストが痛快。
(☆☆☆)