prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「女ともだち」

2009年07月26日 | 映画

ミケランジェロ・アントニオーニの初期作品。
一人の女の自殺未遂がきっかけで知り合う四人の女たちが、同じ女の自殺でまたばらばらになる、話らしい話のない作り。男たちも絡むのだが、これがまた頼りにならないというのか、結局大勢でなんとなく集まっているのだが、つるんでいても孤独、というモチーフは後年の作品まで一貫している。
ただ、今の目で見るとわかりきったことを丁寧に描いているだけ、という印象も強くで退屈する。
ファッションや音楽など感覚的な鮮烈さはあるのだが。
(☆☆☆)