prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「富士山頂」

2009年07月06日 | 映画
実際の富士山頂での過酷な作業を再現した山岳ロケの実写精神が見もの。撮影の金宇満司はのちに石原プロ一家になったはず。
見ていないけれど、「黒部の太陽」「栄光への5000キロ」なども実写精神では共通しているのではないか。

先日、本物のドーム取り付け工事の映像を見たが、ヘリコプターに吊られたドームに人が乗ったまま風に運ばれて宙に浮かんでしまうなんて場面があったが、そこまでは再現できず。

それにしても、なんで石原プロ作品をビデオソフト化しないのか理解に苦しむ。「アラビアのロレンス」や「2001年宇宙の旅」だって、ソフト化しているものね。何か別の権利関係とかの事情があるのではないか。

芦田伸介扮する官僚がなんで左遷されるのか、上司と業者と使命感との板ばさみになったらしいのだが、具体的に何がまずかったのか、よくわからない。
洋画字幕みたいにセリフを言い切らず途中で切れてしまうのが多いのがひっかかる。
(☆☆☆★★)


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