ジェームズ・マカヴォイがいくつもの人格を演じ分けるのは見ものなのは当然として、ただ演じ分けるのではなくその変身ぶりがエスカレートし振り切っててえらいところまで行ってしまうのは一種の盲点的発想。
その割にヒロインのキャラクターを回想で描くというのはちょっと安易。ヒロインの他の二人の女の子がどうなるのかというサスペンスとのバランスも悪くなった。
アウトフォーカスや様式的な構図、目立たない移動などの画作りの細かさが意外と大きな魅力になっている。タイトル・デザインも良い。
(☆☆☆★★)
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