荒唐無稽なようでこういう光景とか思考形態の人間けっこういるぞ、と思わせ、映画自体がかなりきわきわながらトンデモにハマることからは回避している。
リリー・フランキーの変なポーズって、空が落ちてくるのを受け止めようとでもしているつもりなのだろうか。
橋本愛、亀梨和也ともにあの両親から生まれたにしては美形すぎて、違う星の産なのではないかというニュアンスが上手く出た。
佐々木蔵之介が人間以外の存在の演じっぷりも見もの。
三島由紀夫自身論理的な作風であるにも関わらず、その論理性そのままにメビウスの輪を伝いながら世界の裏側に出てしまうようなところあったのだが、そのあたり不思議と現代とつながってくる。
水のボトルがずらっと並んでいる中、コップの水が振動で震えるあたりは考えすぎか知らないがタルコフスキー調。
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