銃の取引で廃工場に集まった十人余りの悪党たちの感情の行き違いが重なったあげく、ちょっとしたことで火がつき後は全編えんえんたる銃撃戦になる、という趣向。
本当に撃ち合いが始まったら止まらず、着弾も単純ではなく跳弾したりコンクリートなどの破片が飛び散ったりといったディテールを入れているのはいい。
音楽がマカロニ・ウェスタン調だったり、車のテープで再生されるジョン・デンバーだったりといった画面とずらしたところにセンスを見せようとしている。
舞台設定といい、ブラックな笑いが至るところに散りばめられているところといい、かなり「レザボア・ドッグス」の頃のタランティーノばりで、だからスコセッシが製作総指揮を買って出たのだろう。
ただ十人もの人間の位置関係がわかるように描くのは至難の業で、実際誰がどこにいてどっちに撃っているのかよくわからず、わからないままえんえんと撃ち合っているとだんだん単調になってくる。
(☆☆☆★)
フリー・ファイヤー 公式ホームページ
映画『フリー・ファイヤー』 - シネマトゥデイ
フリー・ファイヤー|映画情報のぴあ映画生活
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本当に撃ち合いが始まったら止まらず、着弾も単純ではなく跳弾したりコンクリートなどの破片が飛び散ったりといったディテールを入れているのはいい。
音楽がマカロニ・ウェスタン調だったり、車のテープで再生されるジョン・デンバーだったりといった画面とずらしたところにセンスを見せようとしている。
舞台設定といい、ブラックな笑いが至るところに散りばめられているところといい、かなり「レザボア・ドッグス」の頃のタランティーノばりで、だからスコセッシが製作総指揮を買って出たのだろう。
ただ十人もの人間の位置関係がわかるように描くのは至難の業で、実際誰がどこにいてどっちに撃っているのかよくわからず、わからないままえんえんと撃ち合っているとだんだん単調になってくる。
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