実際に見てわかるのは、男が第一次大戦から戻ってきて、戦争後遺症で無感情・無感動になっていて、さらに他が大勢死んでいるのに生き残ったことへの一種の罪悪感(suvivor guilt)を持っていて、それが後半の展開にも関わっているということ。
ただストーリーが進展するシーンの処理がなんだか曖昧というか、他にありえないからそうなのだろうと理解はできるけれどメリハリをもって観客に打ち込まれないところが散見する。正直、ちょっと展開に納得できないところもある。
大ロングショットで捉えられた風景がまことに美しく、クロースアップで捉えられた主役二人の顔がまた美しい。
(☆☆☆★)
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