一種の幽霊譚なのかなと思ったし、実際そうであって不都合はないと思うのだけれど、よくわからないことにクライマックスの後、幽霊ではなく実はという「合理的」な解説がえんえんと続く。それまでそんな話なかったよという話が文字通りとってつけたようというか、別の映画が始まったみたいにえんえんと展開するのだから、これくらい早く終わってくれと思ったのは最近珍しい。
途中まではまずまずでクライマックスで吉田鋼太郎のパワハラ上司に歯向かうあたりは今一つ弱いけれど、あの後さっと終わればそれなりのカタルシスはあったろうにブチコワシとしか思えない。
幽霊譚にせず会社を辞めた後どうするのか、といった現実的な話に振れてはいるのだけれど、その分パワハラってもっと陰湿だろうとか、黒木華以外の他の社員はどうしているのかといったアラが見えてしまう。
(☆☆★★★)
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