prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「ターミネーター ニュー・フェイト」

2019年11月14日 | 映画
予告編ではブロンドのやたら背が高い(178cm)ショートヘアで筋肉質の男と間違えそうな女が暴れているので、3に出てきたような女性型ターミネーターかと思ったら1のカイル・リースにあたる役でした。

演じるはマッケンジー・デイビスという名前も男みたいな女優さん、これまで「オデッセイ」では火星に取り残されたマット・デイモンが生存していることに気づくエンジニア役、「ブレードランナー2049」では娼婦役を演じている。
男みたいといってもよく見ると顔立ちは美形であることがわかってきて、長身と長い手足を生かしたアクションシーンと共に大いに点数を稼ぐ。

そして今回、1のサラ・コナーの二代目というべき守られる役の女性(ナタリア・レイエス)が実は世界を救う男を産むというより自身が救うのであって、つまり「産む性」「守られる性」だった女性ががサラ・コナー同様に戦う、価値のある人間を産む性であるより自身が価値を持つ性であることがわかってくる。
このあたりがやたら強い女性を描くジェームズ・キャメロンが製作に復帰した影響かもしれないし、この数十年のフェミニズムの反映かもしれない。

液体金属が常に一体とは限らず、ときどき二体に分かれる趣向はいざ見せられるとそういう手があったかと思わせる。

シュワルツェネッガーの出番は全部若い時の姿にCG処理することもできただろうが、あえて無理しないでスターとしての年輪を見せる方を選んだみたい。

追う側追われる側ともにメキシコ系というのは、将来メキシコ系が大きな影響力を持つという暗示だろうか。




11月13日のつぶやき

2019年11月14日 | Weblog