prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「ヒルビリー・エレジー 郷愁の哀歌」

2021年01月17日 | 映画
アメリカの最貧困層からなんとか脱出した人のかなり評判になった自伝の映画化。

ただホワイトトラッシュの殺伐としたド貧乏な雰囲気はジェニファー・ローレンスの出世作「ウィンターズ・ボーン」、もっと遡るとジョン・ブアマンの「脱出」の方が出ていたように思う。

良くも悪くもスターで優れた演技者が主演したことで、上手いことは上手いけれどかえってきれいごと作り物になったような印象。
ロン・ハワードの演出も、もともとのハリウッド的な穏当さがヌルさにつながった感。

グレン・クローズがモデルの祖母に驚くほどそっくりなメイクで登場。