2036年という近未来、東欧で独裁者が戦略核兵器を所持して使用を目論んでいるのを阻止しようとする二人の兵士の話だが、一人は大の虫を生かすためなら小の虫を殺せるタフな兵士、もう一人はアンドロイドで、一風変わったバディものにもなっている。
ただこの組み合わせがどこで対立しているのかという設定がやや曖昧。
身体が半透明になっているあたりな「エクス・マキナ」みたいだし、人間の兵士に混ざって人間型とは離れたロボット兵士が使い捨て式に戦闘に参加していたりといった世界観は、「ターミネーター」「ロポコップ」他さまざまな先行作品を真似てごっちゃにした結果、見たことあるようなないような妙な味わいが出た。
小型戦術核兵器が独裁者が本気で使うあたり、ありそうで気持ち悪い。