若いときのゲイリー·オールドマンの美青年ぶりにびっくり。
主演は監督のニコラス·ローグ夫人のテレサ·ラッセルで、「ジェラシー」でニンフォマニアックな色気を出していた延長で、うんと若い時に産んでいたかもしれない男とただならぬ関係になる役。
ずっと歳上の夫がドクことクリストファー·ロイドで、三人三様にクレイジー。
列車の模型が半ば模型、半ばミニチュア特撮のように本物に錯覚させる破壊のイメージとして使われているように現実と幻想や、時制が交錯させる技法が使われているけれど、「ジェラシー」あたりに比べると美的密度は落ちる。