実はビーチ・ボーイズにはあまり馴染みがなくて、ブライアン・ウィルソンが統合失調症を抱えていたというのも知らなかった。それでも知っている曲はいくつも出てきた。
サーフィンのイメージは流行りだったから入れたということらしい。
インタビューを部屋の中ではなく、自動車を走らせながら、時にあちこちゆかりの場所に寄ったりして行うという方法が面白い。
ブライアンがかかっていた精神科医が妙な支配欲を発揮して、スパゲッティを床に落として食べさせたり、大量の薬を処方したりしたというのが怖い。
中島らもがかかっていた精神科医が有名人が患者というのに妙に張り切って凄い量の薬を処方したもので、一時目がほとんど見えなくなったという話を思い出した。
有名人を抱えていると宣伝になるというのはわかるし、それを支配することで自分が力を持ったような気になるのだろうか。
たばこと酒とドラッグを一度にやめさせられたのは大変だった(依存症の治療は一度に全部やるのが基本だが)というが、一番やめるのが大変だったのがたばこというのは意外だった。個人差もあるのだろうが。