これまでのミニオンズから時代を遡ってなぜ子供だったグルーをミニオンたちがボスとして仕えるようになったのかを描くビギニングもの。
ちょっと驚くのは1970年代のアイテムの取り入れ方で、音楽はリンダ・ロンシュタット、キッスなどがLPで回っていて、アフロヘアの黒人が跋扈してブルース・リーのドラゴンものが大流行りの頃とあってイエローのジャージを着てカンフーで戦うといった調子。
このところなぜか70年代を舞台にしたのが不思議と続く。「X」「ブラックフォン」といったホラーは携帯がまだないのでサスペンスを醸成しやすいからということもあるだろうが、70年代にも「ペーパームーン」「華麗なるギャツビー」ほか20年代30年代を舞台にしたノスタルジー映画が流行ったもので、こういうのには周期があるのだろうか。
サンフランシスコの坂は有名だけれど、うんと誇張してほとんど崖みたいな急坂にしているのが笑わせる。
毎度ながらミニオンズというキャラクターも常に集団でちょっとづつ違う姿で出てくるというのがキモ可愛い。
夏休みも終わりに近づいてきたせいか子供客が多かったが、よく笑ってた。