30年ぶりの続編というかリメイクというか、学生相撲というモチーフは一緒で特に出だしの展開などセリフまでそのままなのだが、まるっきり違うのが女子と相撲との関係。
映画版では女子は土俵に立つことすら許されていない時期の話で、それをどう土俵に立たせるのかというのがひとつの肝になっていたわけだが、こちらではなんとただひとりの相撲部員(つまり自動的に主将)が女子になっている。
この主将役の伊原六花が四股から股割りからすり足まで見事なもので有無をいわさない説得力がある。
映画版では女子は土俵に立つことすら許されていない時期の話で、それをどう土俵に立たせるのかというのがひとつの肝になっていたわけだが、こちらではなんとただひとりの相撲部員(つまり自動的に主将)が女子になっている。
この主将役の伊原六花が四股から股割りからすり足まで見事なもので有無をいわさない説得力がある。
経歴を見ると、ダンスの経験が豊富で大阪府立登美丘高校のダンス部キャプテンとしていくつもの大会で優勝した、とある。
途中から登場する元新体操の女性キャラクターというのがやはり体幹やバランス感覚が優れていることが一目でわかる。
ダンスと相撲ってつながるものなのか、ちょっとびっくりする。
別にフェミニズムに配慮しましたという感じではなくいつの間にかそれだけ時代が変化したのを自然な形で取り込んでいる。
相当にポンコツなのを含めて様々な個性のキャラクターが揃っているのもオリジナルと一緒。連続ドラマとして時間をとれるのがそれぞれのキャラを描きこむのに貢献している。
自転車に2人乗りする場面など「明日に向って撃て!」風。
途中で漕いでいる側の胴体にしがみつくかと思ったら、そうはしないのだね。
別にフェミニズムに配慮しましたという感じではなくいつの間にかそれだけ時代が変化したのを自然な形で取り込んでいる。
相当にポンコツなのを含めて様々な個性のキャラクターが揃っているのもオリジナルと一緒。連続ドラマとして時間をとれるのがそれぞれのキャラを描きこむのに貢献している。
自転車に2人乗りする場面など「明日に向って撃て!」風。
途中で漕いでいる側の胴体にしがみつくかと思ったら、そうはしないのだね。
こういう一種水くさい関係というのもいいもの。
相撲の撮り方はより土俵上にまでカメラが踏み込んで接近して撮っている感じ。
オリジナルのキャラクターの30年後が登場して、え、と思うような地位についていたり、まるっきり変わっていなかったりするのもお楽しみ。
オリジナルのキャラクターの30年後が登場して、え、と思うような地位についていたり、まるっきり変わっていなかったりするのもお楽しみ。
IMDbの評価を見ると、オリジナルの映画より点が上だったりする。
男女が土俵で向かい合うラストシーンで、絵柄は同じでもどう関係性が変わったか、時代の変化をうまく取り込んでリニューアルしている。
製作がディズニーのせいか、モデルになっている人物はいないか、いたら承諾をとったかずいぶんうるさく言われたらしい。モデルって、教立大学が立教大学のもじりなのはあからさまだけれど、そういうのはモデルっていうのか。