漢城市という架空の都市を舞台に、財閥の会長と韓国マフィアと検事総長とが癒着して利権を貪るのに対抗して、検事長が公安0課のもとに色のついていない警察官たちを組織した特捜班が立ち向かう。
検事が治外法権的な武装部隊を組織するのは「ワイルド7」ばりでもあるし、韓国映画で検察が大きな役割を果たしているのを取り込んだ感じもある。
「日本統一」シリーズは見ていないのだが(本数見ただけで尻ごみするよ)、キャスティングとかかなりかぶっているみたい。
女性記者や女性警官役のキャスティングがまるっきり女優さんそのまんまで、およそそれらしく見えない。
アクションシーンが売りかというと、クライマックスの大乱闘シーンまでは大きなアクションシーンはなく、単純な話の割に枝葉が多くて117分もある。
大乱闘でやっと気分が上がるが、そうなるまでは相当に焦れる。
はみ出し刑事虎田役の小沢仁志が製作総指揮・脚本を兼ねて、監督・アクション監督・編集は「ベイビーわるきゅーれ」の園村健介。