海辺の映画館でもともと4スクリーンあったのが上の2スクリーンが廃止されてガランとした空間になっていて、半ば廃墟になった喫茶店で窓の外に海が見えるという風景がとても魅力的。
最初の方で映画館でかかってる映画が「ブルース・ブラザーズ 」「オール・ザット・ジャズ」という組み合わせで 1980年に始まることはわかる。オールザットジャズは1980年のカンヌで影武者とパルムドールを分けあった。
写真↑は1981年の新年を祝う花火。
あと、「レイジング・ブル」「炎のランナー」などが上映され、特に「炎のランナー」は一種のイギリスの国民映画みたいな感じでものものしく上映されたらしいのがわかる。
オリヴィア・コールマンの白人中年女性と黒人青年マイケル・ウォード とのラブストーリーが軸になっているわけだけれども、これにサッチャー政権下の 保守化白人至上主義化が重なってくる。
当然、それは今の日本を含む世界に不幸にも通じてくる。
映画館を舞台にした映画なのだけれども その従業員を達が主人公なので 映画を見ているシーンってな実は皮肉にもほとんどない。
「ニュー・シネマ・パラダイス」みたいに 映写室に映写機が1台しかないなどというポカをやっておらずちゃんと二台置いてあって、しかも フィルムチェンジのマークに合わせて 次の映写機を開始する手順をきちんと再現している。考えてみると、今まで見たことあったっけと思った。
かなり変なキャラクターが多い他の従業員のキャスティングと演技がそれぞれ見もの。
映画館の中で映画に溺れてる人間が主人公ではなくてそれを見せている人たちが主人公 で、それが一時的に映画に 溺れるところはひとつなくクライマックスになる。その映画っていうのがピーター・セラーズ主演の「チャンス」っていたらなんともニクい。
オリヴィア・コールマンの白人中年女性と黒人青年マイケル・ウォード とのラブストーリーが軸になっているわけだけれども、これにサッチャー政権下の 保守化白人至上主義化が重なってくる。
当然、それは今の日本を含む世界に不幸にも通じてくる。
映画館を舞台にした映画なのだけれども その従業員を達が主人公なので 映画を見ているシーンってな実は皮肉にもほとんどない。
「ニュー・シネマ・パラダイス」みたいに 映写室に映写機が1台しかないなどというポカをやっておらずちゃんと二台置いてあって、しかも フィルムチェンジのマークに合わせて 次の映写機を開始する手順をきちんと再現している。考えてみると、今まで見たことあったっけと思った。
かなり変なキャラクターが多い他の従業員のキャスティングと演技がそれぞれ見もの。
映画館の中で映画に溺れてる人間が主人公ではなくてそれを見せている人たちが主人公 で、それが一時的に映画に 溺れるところはひとつなくクライマックスになる。その映画っていうのがピーター・セラーズ主演の「チャンス」っていたらなんともニクい。
ヒロインが医者に炭酸リチウムを処方してもらっているという描写があるので 双極性障害 (昔の言葉で言う躁鬱病 )なのかなと思っていると後でソーシャルワーカーが 統合失調症 だという診断で応対していたというセリフがある。どっちなんでしょう。
ひどく情緒不安定なところを見ると、やはり双極性障害に思えるのだが。
フィルムチェンジで出てくる映画がジーン・ワイルダーとリチャード・プライヤー主演の「スタークレイジー」なのだが、白人と黒人のバディもので、しかも監督が黒人スターで初のアカデミー主演男優賞を受賞したシドニー⋅ポワチエというのがひとつの暗喩になるのだろう。
ヒロインが様々な詩を朗読する中に行ってテニスンのが混ざっていたりする。
サム・メンデス監督の「007 スカイフォール」で テニスンの詩が重要な役を果たしていた。