prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「デッドプール2」

2018年07月10日 | 映画
間違いなく面白いのだけれど、こう他のアメコミ映画との世界観やら音楽の使い方の意味やら盛りだくさんに詰め込まれるとちょっとこっちの頭がショートしてしまうところがある。

いちいち他との関わりを知ってから見直すというにはこっちも時間がないし。

こういう共通する世界観でいくつもの映画をつないでいく作り方に弱いのは、こちらがゲームをまったくやらない(やれない)せいもあるでしょう。

正直、娯楽映画は昔みたいに一本見たらそこで完結して後を引かない、という具合にして欲しくはある。次々と連鎖的にヒットしているのだから商売上正解ではあるのだろうけれど。

「デッドプール2」 公式ホームページ

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7月9日(月)のつぶやき

2018年07月10日 | Weblog

「焼肉ドラゴン」

2018年07月09日 | Weblog
日本が一番輝いていたとか後年勝手に言われている大阪万博前後(実際は、当時でも山田洋次の「家族」のように混雑と疲労のもとでしかないイベントとして描かれたり、「ひとすじの統一感もない雑覧会」と荻昌弘が評していたりするのだが)の在日コリアンの「不法占拠」を舞台にした人間劇。

焼肉屋を舞台にしているからといって過剰に匂いがするようなセットや描写は押さえて真木よう子・井上真央・桜庭ななみの美人三姉妹を並べるキャスティングのサービス、笑いや人情も昔の日本映画よりスマートで、新しい形の社会性を自然にまとっている一方で、一家がバラバラになっていくのとバラバラでも一家という悲哀と明るさが同居している。

自分の来し方を「働いた、働いた」を繰り返しながら語る父親役のハン・ドルギュの長セリフにぐっとくる。

韓国人と日本人との混成部隊のキャスティング自体、「月はどっちに出ている」「血と骨」を経た成果。
余談だが最近日本映画専門チャンネルで放映された柳川次郎をモデルにした東映やくざ映画「日本暴力列島 京阪神殺しの軍団」は小林旭と梅宮辰夫の主人公ふたりが在日であることは直接には描かれず、セリフの端々でわかる人にはわかるという範囲に抑えているのからすると、ずいぶん進んだものだと思う。
(☆☆☆★★★)

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7月8日(日)のつぶやき

2018年07月09日 | Weblog

「空飛ぶタイヤ」

2018年07月08日 | 映画
中小企業が大企業の横暴に挑む話であると同時に、大企業の内部にいるまともな、というかリコール隠しがばれたら大打撃になるのは必定なので合理的判断をしている社員たちの内部告発の話でもある。

両者の代表である赤松社長(長瀬智也)が担当課長(ディーン・フジオカ)となんとかコンタクトをとろうとしてかなり長い間逃げ回られるあたり、彼らが互いに平行し、ほとんどの場面で対立しながら、ある一点では協力関係になる力学がきちっと描かれているのに感心する。かなり大人な視点。
それが現実と照らし合わせて甘く見えるかどうかはかなり微妙。

大企業の連中、特にトップがやたらいいもの飲み食いしているのにむかっとする。
対する中小企業の社員あまり飲み食いしている場面がない。社長が運転しながらコンビニにぎりを頬張るなどわかりやすい対比。

長瀬、フジオカがやたら男前。
(☆☆☆★★)

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7月7日(土)のつぶやき その2

2018年07月08日 | Weblog

7月7日(土)のつぶやき その1

2018年07月08日 | Weblog

「30年後の同窓会」

2018年07月07日 | 映画
三人の男たちのやりとりがかなりとりとめなくだらだらと続いているかと思うとときどき点と点がつながるように意味がすっと通じる。
同じ原作者のダリル・ポニックサンの「さらば冬のかもめ」と同じく三人の水兵を主人公にして移動しながらエピソードを順序よく積み重ねるオーソドックスなロードムービーだった気がするが、むしろジョン・カサベテスの「ハズバンズ」をちょっと思ったりした。

三人のやりとりとセリフが自然でどこまで書かれたセリフなのだろうと何度か思った。

それにしても、父子で戦争に行き息子が先立つなど、アメリカというのは今さらながらずうっと戦争を断続的にやってきた国なのだなと思わせる。
バカをやりたい盛り若い男たちが生死の間をくぐらなくてはいけない時を一緒に過ごす戦友という関係は想像するしかないが、ちょっと特別なものがあるらしいとは思う。

「30年後の同窓会」 公式ホームページ

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7月6日(金)のつぶやき

2018年07月07日 | Weblog

7月5日(木)のつぶやき

2018年07月06日 | Weblog

7月4日(水)のつぶやき

2018年07月05日 | Weblog

7月3日(火)のつぶやき

2018年07月04日 | Weblog

7月2日(月)のつぶやき

2018年07月03日 | Weblog

7月1日(日)のつぶやき

2018年07月02日 | Weblog

2018年6月に読んだ本

2018年07月01日 | 
prisoner's books - 2018年06月 (23作品)
紙の砦
紙の砦
手塚治虫
登録日:06月09日

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