今日のフォト。 今年もまた、ここに来てしまった。
この風景を見て思う。 ここは天国に1番近い場所だと。
奈良県橿原市の「藤原宮跡(ふじわらきゅうせき)」
桜と菜の花のコラボレーションが、何とも美しい。
季節ごとに、菜の花、ハス、コスモスなど、美しい花が植えられます。
西側には、「畝傍山(うねびやま)」
北側には、「耳成山(みみなしやま)」
東側には、「香具山(かぐやま)」
この3つを「大和三山」という。
香具山は 畝火ををしと 耳梨と 相あらそひき
神代より 斯くにあるらし 古昔も 然にあれこそ
うつせみも 妻を あらそふらしき
万葉集・中大兄皇子(なかのおおえのおうじ)
香久山は、畝傍山を男らしいと思い、恋仲の耳成山と争った。
神代の昔からそうであるから、今でも愛する者を争い奪いたくなる。
ミツバチのように、花から花へ。
池には、たくさんの花びらが落ちて。
そして絵本の世界へと、私を誘う。
やっぱりここは・・・
黄色い絨毯と薄紅色の帯。 夢を見ているようだ。
散るまでに、数ヶ所しか行けない桜の名所。
ここは外せない。 春の風景、ありがとう。