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MAKIKYUの公共交通を主体とした気紛れなページ。
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北総監獄を走る路線バス:中央駅~北口循環線

2006-11-02 | 北総監獄
明日(11月3日)には都営浅草線を長年走り続けてきた5200形車両のさよなら運転が行われ、この列車は浅草線の始発・西馬込駅を基点に、乗り入れ先になっている首都圏の辺境・北総監獄(千葉ニュータウン)を走る「開発を止めた某鉄道」(元○○開発鉄道)の北総監獄中央駅までを往復しますが、「MAKIKYUのページ」にアクセスされている皆様の中には、この列車にご乗車予定の方も居られるかと思います。(MAKIKYUは乗車しませんが…)

しかしこの列車は、北総監獄中央駅に11時台に到着した後、13時台に折り返しが出発するまで時間があり、この時間を昼食に充てる事も十分可能ですが、北総監獄中央駅の周辺には何処にでもある様な店ばかり(店舗数だけなら北口から少々歩いたAEONの中が多いです)、また駅周辺にも大した見所などはありませんので、ウンザリされる方が多いと思います。

また西馬込へ向かう帰路の列車だけ当日発売の専用片道乗車券を購入して乗車予定の方も、この列車の乗車券発売は10時からの様ですので、乗車券購入後に随分と時間を持て余してしまう事かと思います。

そういった方の時間潰しにオススメしたいのが、「北総監獄に拠点を置く大手の分社」が運行する路線バスへの乗車で、特に写真の北口循環線は北総監獄中央駅の北口を基点に、ビジネスモールのある大塚地区や、戸建住宅の立ち並ぶ木刈[Kikari]地区などを廻り15分程度で基点に戻る路線です。

20分毎に運行(ただし休日は20時頃と最終が随分早いです)され運賃も160円均一(前払い・バス共通カードも使えます)と手頃で、北総監獄の惨状を手早く視察するにも最適な路線ですので、5200形さよなら列車にご乗車の方はこちらも是非乗車されてみては如何でしょうか?

それと北総監獄中央駅の南口を基点に、高花[Takabana]へ向かう路線も20分毎に運行され、こちらは15分程度の所要時間で230円(往復460円)と少々割高になりますが、複数の車両が稼動していますので往復で別タイプの車両に乗車できる可能性も高く、北口循環線よりはもう少し北総監獄の惨状をじっくりと視察したい…と思われる方には良いかと思います。

これらの2路線でしたら、5200形のさよなら列車に往復乗車される方でも、折り返し時間を利用して乗車できて手頃な部類に入りますが、さよなら列車に片道だけ乗車され、北総監獄の交通事情の悪さを身をもって体感したい方は、木下[Kioroshi]駅~津田沼駅間を結ぶ神崎線(全区間を通して運行する便は少ないです)などに乗車されるのも良いかもしれません。

またこれら「北総監獄に拠点を置く大手の分社」の路線バス時刻を調べたい方は、同社HPにPDF形式の時刻表が掲載されていますので、ここにアクセスされると良いかと思います。

明日の5200形さよなら列車に乗車される方をはじめ、それ以外の方でもこれらの路線バス(それと「開発を止めた某鉄道」)に1度乗車されると、北総監獄の惨状を身をもって体感でき、2度とこんな所に足を運ぶのは…と感じられると思います。
(少なくとも北総監獄投獄=千葉ニュータウンへの居住願望は湧かないと思います)

ちなみに写真のバスは、「北総監獄に拠点を置く大手の分社」を走るバスの中では唯一現存する3ドア車(以前は機械式ATの3ドア車も2台走っていました)で、基本的には北口循環か高花行きの路線に充当されますので、もしかしたら5200形さよなら列車の折り返し待ち時間の間に、北総監獄中央駅で姿を見る事が出来るかもしれません。

土休日回数券は随分お得~それでも高過ぎますが…

2006-11-02 | Weblog
昨日MAKIKYUは所用の帰りに、3日から使用する電車の土休日回数券を購入に行きました。

これは名前の通り土曜・日曜・祝日などに限って使用できる回数券の事で、回数券の発売金額は片道運賃の10倍ですが、一般の回数券は11枚綴り(1枚分得です)なのに対し、この回数券は割増枚数が多く、一般的な大手私鉄などでは14枚綴りと4枚分得になります。
(回数券は他に昼間[オフピーク]回数券もあり、これは割引率は土休日券より劣りますが、大抵の社線では平日昼間と土休日の双方で利用でき、普通回数券より割引率は大きいです)

そのため土日に特定の場所へ行く事が多い方には朗報なのですが、電車の回数券は有効期限が首都圏では大抵の鉄道で発売日から3ヶ月(関西などではルールが異なり、3ヵ月後の月末といった所もあります)となっていますので、期限内に使い切る必要があり、土日だけで特定の区間を何度も利用する方や、数名のグループで往復する場合など、用途はある程度限られてしまいます。

MAKIKYUは土日や祝日に特定の場所へ所用で…という事も多く、またその途中までの経路もある程度決まっていますので、これはなかなか利用価値があるのですが、首都圏では大半の会社が回数券を区間制としており、区間外へ乗り越した場合に別途運賃を徴収されるのは難点です。

ただ東京メトロや東京急行は回数券を金額制としており、この場合は区間外乗り越しの場合も差額を精算するだけで済み、また利用区間も社線内であれば制約はありませんので、非常に利用価値は大きいです。
(例)東京メトロ230円区間土休日券14枚綴りの内、10枚を押上~渋谷間(230円)、2枚を町屋~代々木上原間(230円)、1枚を西船橋~新宿3丁目間(270円)で下車時に40円追加、1枚を和光市~妙典間(300円)で下車時に70円追加といった使い方もOKです。

またこの回数券は一般の回数券に比べて割引率が非常に高く設定されていますので、多少券面表示区間より短い区間で使用する際にも、普通乗車券を購入するより得な場合があり、土休日に行く場所の候補が幾つかある場合に、その最遠駅まで購入しておいて、一部を途中駅まで利用という使い方でも有用な場合があります。
(例)小田急の代々木上原~小田急永山(300円)の土休日回数券14枚綴りの内、何枚かを代々木上原~新百合ヶ丘間(270円)で利用。この場合でも1枚当りの値段は215円に満たない程度ですので、普通乗車券よりお得です。

しかしながらこの土休日回数券は発売会社が限られていまして、首都圏では大手私鉄8社と東京メトロ、それに横浜市交通局(横浜市営地下鉄)などは発売していますが、JRや東京都交通局(都営地下鉄)など発売していない社局もありますので注意が必要です。

この他千葉県に路線を持ち、地下鉄東西線に直通運転を行っている某高速鉄道は「昼・休(ちゅう・きゅう)回数券」として平日昼間と土休日の双方で使える代わりに13枚綴りとなっており、これはオフピーク回数券としては得ですが、元々の運賃が高い事もあって土休日回数券としては少々割高な印象を受けます。

また「MAKIKYUのページ」でも余りの惨状に呆れつつ、その極一部をご覧の皆様にもお伝えしている、首都圏の辺境・北総監獄(千葉ニュータウン)を走る「開発を止めた某鉄道」(元○○開発鉄道)は、「土・休日割引回数券」と称して15枚綴りとなっており、他社より一枚分多い事もあって「割引」という文字を冠している様で、これは有難い話ですが、それでもそれでも23.8㎞しかない北総監獄中央~京成高砂間で7600円(所定運賃は760円)もしますので、余りの高さの前には焼け石に水です。
(この「開発を止めた某鉄道」ではこの他に昼間割引回数券も発売しており、こちらも15枚綴りと高割引ですが、これは他社と異なり土休日でも昼間しか利用できませんの注意が必要です)

今日MAKIKYUも「開発を止めた某鉄道」の「土・休日割引回数券」を購入してきましたが、余りの高さに唖然とさせられ、この鉄道だけで明日所用で出向く場所までの他3社の合計金額よりも高くなるのは呆れた話で、「開発を止めた某鉄道」の土休日回数券割引率が他より高い事を考慮してもなお、他3社合計とほぼ同等になっています。
(以下にその事例を表記・右端に表記の値段は普通運賃と土休日回数券1枚当りの値段(端数切上げ)です)

「開発を止めた某鉄道」 北総監獄中央~京成高砂(23.8㎞) 760円/510円
「京成電鉄」 京成金町(京成高砂の2駅先)~押上(6.9㎞) 180円/130円
「東京メトロ」 230円区間[押上~代々木上原間も該当](17.7㎞) 230円/170円
「小田急電鉄」 代々木上原~小田急永山(24.8㎞) 300円/220円
「合計」(73.2㎞) (1470円/1020円)
*合計金額の土休日回数券1枚当りの金額は合計金額を端数切り上げとしたもの、また京成電鉄の㎞数は京成高砂~押上間、東京メトロの㎞数は大手町乗換えのものです。

それにしても、首都圏3大ニュータウンと言われる中でも比較的順調に発展を遂げた多摩ニュータウン(それでも計画よりうまく行っていない様です)と、多摩ニュータウンに匹敵する無謀な計画をしていながら、どうしようもない惨状を呈している北総監獄(千葉ニュータウン)で随分な格差が生じているのは…これは鉄道だけでなく街並みや生活基盤などに関しても同様で、最近所用で頻繁に出向く多摩ニュータウンへ足を運ぶ度に余りの格差を痛感させられます。

首都圏のパスネット導入社局で最良の鉄道と、最悪の鉄道を比較するだけでも随分な格差があると感じるのはMAKIKYUだけでしょうか?

ちなみに画像は、MAKIKYUが現在持っている土休日回数券(赤線はMAKIKYUが追加)ですが、これだけあると財布が膨れ上がり、また1つだけ随分値段が違うのも注目です。

都営5200形さよなら記念列車へご乗車の方へ…往路のみ乗車の方には朗報?

2006-11-02 | 北総監獄
今日公開した土・休日割引回数券の記事を見た方の中には、明日「都営5200形さよなら記念列車」に西馬込~北総監獄中央間を乗車される予定の方も居られるかと思いますが、土休日回数券の割引率は魅力とはいえ15枚分も…という方に朗報をお伝えしたいと思います。

北総監獄中央駅近くのSeven-Eleven(中央駅南口から徒歩で5分もかからない、三井住友銀行(標識がバスロータリーから見えます)の向かいにあるコンビニです)では「開発を止めた某鉄道」の「土・休日割引回数券」と「昼間割引回数券」のバラ売りを行っていまして、ここでは新鎌ヶ谷までが380円(所定570円)、京成高砂までが510円(所定760円)で購入できます。

また北総監獄中央駅北口から徒歩10分程度・白井市桜台にあるSeven-Elevenでも同様に「開発を止めた某鉄道」の土休日と昼間の回数券バラ売りを行っていますが、どちらも時々売切れになる事がありますので注意が必要で、また北総監獄中央駅構内にあるコンビニ(am/pm)は某大手私鉄運営という事もあって回数券のバラ売りは行っていませんので注意が必要です。

「都営5200形さよなら記念列車」は一般の乗車券では利用できず、事前発売の前売り券と当日発売の専用乗車券でないと乗車できず、この列車への乗車に「土・休日割引回数券」は用を成しませんので、また往復で乗車される予定の方には縁のない話かもしれませんが、往路のみこの列車に乗車されて北総監獄へ出向かれ、帰路は「開発を止めた某鉄道」の定期列車でという方や、さよなら列車には乗車されずに北総監獄でこの列車を撮影されるという方には是非オススメです。
(ちなみに一日乗車券は10月一杯で発売・利用が終了し、今度発売されるのは恐らく年末年始です・また監獄中央駅以外の駅周辺でも、一部の商店などで回数券バラ売りを行っている様です)

開発を止めた某鉄道」も随分巧い商売を考え出すもので、5200形さよなら列車は専用乗車券での乗車に限る事で、土休日は実質510円程度にしかならない北総監獄中央~京成高砂間でレールファンの皆様から760円を毟り取るとは…

MAKIKYUはこの鉄道には何の愛着もなく不快極まりないだけですので、明日もこのさよなら列車に乗車する気はなく、所用で都心の反対側に位置するニュータウンへ出向くついでに小田急線を堪能する予定ですが、「開発を止めた某鉄道」もこれで味を占めれば、来年退役と言われて醜態を晒しているヘンテコな形(Σ形)の電車・7000形でもこの手の手段を用いてレールファンの方々から毟り取りに走りそうな気もします。

このヘンテコな形をした車両の惜別にもどんな新手を用いてくるのか注目ですね。
(MAKIKYUはこんな車両の退役記念に立ち会うつもりは全くありませんが…)

画像は明日さよなら運転が行われる都営5200形の晩年の姿です。(イメージ・以前使用した画像です)