先週MAKIKYUは所用で房総方面へ出向いていましたが、その際に最近千葉地区での運用が開始されて話題になっている211系電車にも遭遇・乗車する事が出来ましたので、今日はその211系に関して取り上げたいと思います。
211系は国鉄末期~JRへの民営化直後にかけて製造された近郊型電車で、現在JR東日本とJR東海で多数の車両が活躍していますが、JR東日本では東海道線用に導入された車両と宇都宮・高崎線用に導入された車両に大きく分けられ、両者共に一部を除いて普通車の座席が通勤型車両同然のオールロングシートとなっているのも特徴です。
その内後者は1000番台・3000番台と呼ばれる寒冷地対策車で、半自動ドアスイッチの取り付けなどが行われ、また編成の片方の先頭が電動車となり、グリーン車の組み込みがなく5両編成のみとなっているなどの差異があります。
この1000番台・3000番台車は導入から長らくの間、5両編成~15両編成(5両編成を3本連結)で宇都宮線や高崎線を走り続けて来ましたが、同線の211系に老朽廃車となった113系の2階建てグリーン車(この車両の車歴は211系と同程度です)を改造して組み込む事になり、近年大規模な編成組み換えが行われて10両編成も登場しています。
当初の予定では、一部の列車はグリーン車なしの5両編成を複数連結して運行する予定もあった様ですが、新型車E231系にグリーン車を導入した際に評判が良かった様で、上野発着や湘南新宿ラインを走る宇都宮線・高崎線の列車は全てグリーン車付き列車とする方針変更が行われ、これにより余剰となった211系を転用する事で老朽車(113系)の玉突き廃車を行うこととなり、最近一部車両が千葉地区へ転属となっています。
千葉地区へ転属した211系は、今までJR東日本で走っていた211系で御馴染みの緑とオレンジ色の通称東海道色と呼ばれる塗装から、房総方面を走る特急車両で御馴染みの黄色とブルーの新塗装に改められているのが大きな特徴で、この地区では総武快速線~横須賀線直通列車に使用されるE217系でも従来車113系と同じスカ色と呼ばれる紺色と肌色の帯ですので、見た目は少々インパクトがあります。
行先表示の字幕も路線別のラインカラーを用いたものに変わっていますが、オールロングシート(現在千葉地区を走る211系はロングシートの3000番台のみです)の車内は相変わらずで、特に大きな変化は見られません。
この車両は先月下旬から運用が開始され、今月に入ってから更に運用が増えていますが、113系6両編成で運用されていた列車の一部がこの211系による運用に立て替えられ、鹿島線を除く千葉地区の電化各路線で運用されています。
従来より編成両数が減少(6両→5両)に減少する事もあって、運行エリアの駅ではその旨を告知する掲示が掲出されており、またJR東日本千葉支社のHPにも告知が出ていますので、この車両が使用される列車を特定し、乗車や撮影をする事は比較的容易です。
ちなみにJR千葉支社の告知記事はこちらです http://www.jrchiba.jp/press/img/211kei.pdf
ただこの車両は5両編成で、従来の113系との併結運用が出来ないという制約もあって、海沿いを走り塩害で車体の侵食などが想定される内房線などの房総半島方面への運用は少なく、逆に東総(下総東部:銚子・佐原・八日市場など)へ向かう総武本線・成田線の運用が多くなっているのは少々意外な感じもします。
ちなみに写真は内房線・君津駅に停車中の211系ですが、この駅にやって来る211系は現在一日に僅か4往復、この駅から南側へ向かう列車は更に少ない3往復のみです。
千葉地区での老朽車の取替えは歓迎される面もありますが、オールロングシートで編成両数減少という事で、今回の車両取替えがサービスアップか否か…微妙な所だと思いますが、「MAKIKYUのページ」をご覧の皆様は如何お考えでしょうか?
お断り:後日別の画像に差し替え、画像は成田線で充当された際の211系となっています。
211系は国鉄末期~JRへの民営化直後にかけて製造された近郊型電車で、現在JR東日本とJR東海で多数の車両が活躍していますが、JR東日本では東海道線用に導入された車両と宇都宮・高崎線用に導入された車両に大きく分けられ、両者共に一部を除いて普通車の座席が通勤型車両同然のオールロングシートとなっているのも特徴です。
その内後者は1000番台・3000番台と呼ばれる寒冷地対策車で、半自動ドアスイッチの取り付けなどが行われ、また編成の片方の先頭が電動車となり、グリーン車の組み込みがなく5両編成のみとなっているなどの差異があります。
この1000番台・3000番台車は導入から長らくの間、5両編成~15両編成(5両編成を3本連結)で宇都宮線や高崎線を走り続けて来ましたが、同線の211系に老朽廃車となった113系の2階建てグリーン車(この車両の車歴は211系と同程度です)を改造して組み込む事になり、近年大規模な編成組み換えが行われて10両編成も登場しています。
当初の予定では、一部の列車はグリーン車なしの5両編成を複数連結して運行する予定もあった様ですが、新型車E231系にグリーン車を導入した際に評判が良かった様で、上野発着や湘南新宿ラインを走る宇都宮線・高崎線の列車は全てグリーン車付き列車とする方針変更が行われ、これにより余剰となった211系を転用する事で老朽車(113系)の玉突き廃車を行うこととなり、最近一部車両が千葉地区へ転属となっています。
千葉地区へ転属した211系は、今までJR東日本で走っていた211系で御馴染みの緑とオレンジ色の通称東海道色と呼ばれる塗装から、房総方面を走る特急車両で御馴染みの黄色とブルーの新塗装に改められているのが大きな特徴で、この地区では総武快速線~横須賀線直通列車に使用されるE217系でも従来車113系と同じスカ色と呼ばれる紺色と肌色の帯ですので、見た目は少々インパクトがあります。
行先表示の字幕も路線別のラインカラーを用いたものに変わっていますが、オールロングシート(現在千葉地区を走る211系はロングシートの3000番台のみです)の車内は相変わらずで、特に大きな変化は見られません。
この車両は先月下旬から運用が開始され、今月に入ってから更に運用が増えていますが、113系6両編成で運用されていた列車の一部がこの211系による運用に立て替えられ、鹿島線を除く千葉地区の電化各路線で運用されています。
従来より編成両数が減少(6両→5両)に減少する事もあって、運行エリアの駅ではその旨を告知する掲示が掲出されており、またJR東日本千葉支社のHPにも告知が出ていますので、この車両が使用される列車を特定し、乗車や撮影をする事は比較的容易です。
ちなみにJR千葉支社の告知記事はこちらです http://www.jrchiba.jp/press/img/211kei.pdf
ただこの車両は5両編成で、従来の113系との併結運用が出来ないという制約もあって、海沿いを走り塩害で車体の侵食などが想定される内房線などの房総半島方面への運用は少なく、逆に東総(下総東部:銚子・佐原・八日市場など)へ向かう総武本線・成田線の運用が多くなっているのは少々意外な感じもします。
ちなみに写真は内房線・君津駅に停車中の211系ですが、この駅にやって来る211系は現在一日に僅か4往復、この駅から南側へ向かう列車は更に少ない3往復のみです。
千葉地区での老朽車の取替えは歓迎される面もありますが、オールロングシートで編成両数減少という事で、今回の車両取替えがサービスアップか否か…微妙な所だと思いますが、「MAKIKYUのページ」をご覧の皆様は如何お考えでしょうか?
お断り:後日別の画像に差し替え、画像は成田線で充当された際の211系となっています。