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還暦直前に心臓弁膜症(僧帽弁閉鎖不全症弁形成術体験記)

還暦を目前にして滋賀医大の浅井徹先生の執刀で僧帽弁形成術を受けました。
私の体験が同病の方の参考になれば幸いです。

心音を録音

2010年10月19日 | 入院前
皆様、ご自分の心音を聞いたことはありますか?
病院で医者が聴診器を当てていろいろ診ていても、医者から心音を聞いてみるかと言われたことはあまりないと思います。
私も例に漏れず滋賀医大の精密検査の時でも、聞いてみるか?、とは言われませんでした。

医者が1人で、ひどい雑音ですね、などと呟くのみ。
聞かせてくださいとお願いするのも、変なヤツ・・・と白い目で見られそうで(笑)
それで、思い切って聴診器を買いました。
これはカムバックハートさんの影響を受けたわけですが。

7月末に楽天で注文したLittmann製の聴診器が8月3日に届きました。
モデルはClassic II S.E.です。色はNavy Blue。
色はともかく、モデルもカムバックハートさんが購入されたものと同じです。



取扱説明書は特に読む必要はありません。
一般的にドックンドックンと書き表される心音ですが、
ドッは1音と定義され、僧帽弁などの房室弁が閉じるときに聞こえる音です。
クンは2音と定義され、大動脈弁などの動脈弁が閉じるときに聞こえる音です。
そして、ドッとクンの間隔は短く、クンとドッの間隔は長いのが普通です。
したがって、時間間隔も含めて書きますと、
ドッ・・クン・・・・ドッ・・クン・・・・ドッ・・クン・・・・
となります。

その他、3音と4音が存在する場合があり(3音は2音の後、4音は1音の直前)ますが、これは過剰な心音です。しかし、元気の良い若者には3音が聞こえる場合があるなど、病気ではなく生理的な理由で聞こえる場合もあるようです。

さてさて、それで自分の心音はどうなのか?
聴診器を箱から取りだして胸に当てて、心音を聞いてみました。
1音と2音、その間ずっと雑音らしきザーッというかゴオーッという音が絶え間なく聞こえます。
なんだか苦しそうな音です。ちなみに3音と4音は聞こえません。
1音と2音も雑音にかなり隠されています。

どうもこれは全収縮期雑音のようです。
それは典型的な僧帽弁閉鎖不全症に見られる心雑音です。
もっとも三尖弁閉鎖不全にも、心室中隔欠損の場合にも聞こえる雑音ではあります。
妻の心音も聞いてみましたが、音自体が小さく可愛い音(笑)
ドックンドックン・・・・1音と2音以外には何も聞こえなかったので、雑音はなさそうです。
うーん、うらやましいです。いい心臓してるわって(笑)
さてさて、このひどい音が手術後はどう変化するのか楽しみです、はい♪

しばらくは毎日のように心音を聞いて耳に焼き付けようとしたんですが、録音すれば良いんだ・・・・
それならばと家電量販店に行き、聴診器のイヤーピースに入るくらいの超小型マイクを買いました。モノーラルマイクでないとイヤーピースには入りません。またパソコンに録音する場合は、パソコンの録音ジャックがステレオ仕様なのでモノ→ステレオのプラグアダプターも必要になります。

それぞれ接続を行い、パソコンの音声録音ソフト(Windowsパソコンにはサウンドレコーダーが付属)で心音を録音しました。

聴診器のもう一方のイヤーピースは余りますが、録音された心音を聞いてみてSN比が問題になる場合はティッシュなどで塞ぐと良いと思います。
以上の操作により雑音バリバリの心音ファイルを2つ作成しました。

この心音、ブログにアップできないのが残念です。
※音声だけのファイルは出来ないのかな?