チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

常夜灯

2013年09月09日 06時05分06秒 | 身の回りのもの

晴れ,26度、86%

 狭い我が家の短い廊下の壁の両脇に,小さな常夜灯がついています。小さな子供がいるわけでもありませんので,ほとんど使っていません。先日、掃除の時にまじまじと眺めると、意外に手の込んだ作りをしています。壁のスイッチを入れると,鎖を引いて明るさの調整が出来ます。

 一番明るいとき、 そんなに変わりませんが次に明るいとき、 この2つどこが違うかといえば、 この周りの豆電球が点いているかいないかです。10数年この家に住んでいますが,このネックレスのような豆電球だけが点くことを知りませんでした。うまく写真に撮れませんでしたが,真ん中の磨りガラスには木々に留る鳥たちが彫られています。

 まだ息子がいた頃の家には,ネオンが壁に埋め込まれていました。チカチカと点くネオンです。7色の虹の絵柄で,リビングのちょうど食卓の横の壁にありました。これも,人様がみえた時にしか付けなかったと思います。その同じ家は,洗面所の蛇口がセンサーで流れる自動の物でした。25年前の香港、自動センサー付きの蛇口は公共のトイレでもありませんでした。小学生だった息子の友達が遊びに来ると,列を作って手を洗うほど珍しかったのです。おかげですぐに壊れたので,水道屋さんに同じ型の物を頼んだところ、香港中そんな物ひとつもないと返事が来ました。一体どうして自動センサー付きの蛇口が我が家にあったのか、未だに不思議です。香港の家は、どうもこんな茶目っ気のある作りをしています。かと思うと,小さな家にもシャンデリアがあるのです。いままで,香港で住んだどの家もシャンデリアが付いていました。当初は嫌だったのですが,今では何ともなく使っています。神経麻痺です。最近は,どの家も無駄のないすっきりしたデザインに変わって来ています。

 我が家の常夜灯,使ってくれる人が一人だけいます。タイ人のお手伝いさんです。私たち夫婦揃って帰りが遅くなる時に,モモさんの散歩や夕飯をやってもらい、暗くなるまでいてもらうことがあります。私たちの帰宅前に我が家を出るお手伝いさんは,モモさんを暗い中に一人で残すのはかわいいそうと、この常夜灯を点けて帰ります。

 常夜灯の点いた家に帰ると,モモさんばかりか私たちもホッと和みます。

コメント (2)
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