チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

JAL 東京-香港

2013年09月13日 04時48分47秒 | 日々のこと

曇り,27度、85%

 2日前、帰国のために数年ぶりに乗ったJALの飛行機,本当にびっくりの機内食でした。あくまでも,私が書いていることはエコノミーに限ったことです。さて,昨日香港に戻るため再び機上の人になりました。当然今度は乗る前から機内食に期待をしています。最近の機内食などは写真に収めるのこともないほど、私の興味から外れていました。往路の機内食,写真を撮らずに食べてしまったので,帰路は、しっかりと写真機を用意してご飯を待ちます。

 私が往路に乗った飛行機は,香港から東京経由でアメリカに入る路線です。帰路はその反対,アメリカから東京経由で香港に入ります。アメリカからの乗り継ぎの人が既に待つ飛行機に乗り込みました。私の座席は,三人がけの中央,両脇は大きな白人の男性です。行きと違い,話などはしませんが,ヒョイと私のトランクを上のロッカーに入れてくださる辺りは,さすが,レディーファーストのお国柄,東洋人の男性の見て見ぬ振りとは大違いです。夕方の成田空港の離着陸は相変わらずの混雑ぶりです。膝の上にしっかりカメラを握りしめたまま,ドッと寝入ってしまいました。あらら,目が覚めてもまだ成田から出発していません。待ち遠しいご飯です。

 離陸後しばらくすると,何やらお魚の匂いがします。嫌というほどではありませんが,満席の機内の中に立ちこめる魚の匂いは歓迎出来ません。いよいよ,トロリーが廻り始めました。私は,エコノミーの前から2番目の列です。いつもなら,ビーフですか?チキンですか?と尋ねるスチュワーデスさんの声は聞こえず、トレーを手渡しています。はい,私が受け取ったトレーです。 中央上の赤い紙には,「和みの彩り空膳」などと書かれていますが、英語の表示はありません。紙をとってみると,オードブルセットになっていました。手前の暖かいものには,わかめご飯にサワラの粕漬けが乗っています。オードブルは,福神漬け,オクラなどの野菜の煮物、冷たいシュウマイ,鳥のあんかけのようなもの,小さく切られた春雨サラダ、卵焼きとかまぼこ。白い紙コップには,温かいお味噌汁です。私たち日本人にとっては、確かに彩り豊かなご飯です。お味や食感はそれぞれの人の好みがありますが,お魚のねっとりや,冷たいシュウマイ、福神漬けは,私にはさほど美味しいとは思えませんでした。お味噌汁は,具はありません。ただし,全部頂くと意外にお腹にしっかりと落ち着きます。

 さて,両脇の白人男性、二人ともお魚には手を付けませんでした。オードブルも二人揃って春雨サラダ、福神漬けは手付かずです。当然みそ汁は初めからいらないと,受け取っていません。お二人がすっかり食べあげたものは,右上の緑の袋に入ったあられのおつまみとハーゲンダッツのアイスクリームのみでした。確かに手の込んだ,メニューに違いありません。ところが選択の余地なくどうぞと差し出されると,日本人ならまだしも,外人の方には受け付けない食べ物もあるようです。

 温かな日本茶は香りも味もしっかりしています。お白湯に色がついたものとは違います。でも,そんなことですら外人の方には、関係のないことです。

 さて,行き帰りと乗ったJALの飛行機,間違いなく機内食は他のエアラインと比べると美味しいのですが,どうもそう感心するのは,日本人ばかりではないかしら、と疑問を抱きます。スカイワールドというJALの機内雑誌があります。4分の3近くが日本語のみ,残り4分の1が英語です。国内線ならまだしも,国際線にはせめて対訳形式でも英語のページを増やして欲しいと思います。

 何もかも,満足なんてあり得ません。一生懸命模索中のJALの姿勢には、感心しています。そして、 初めて日本語で書かれたハーゲンダッツ、ビターキャラメルなんてお味も初めての私は,これだけには完全に満足しました。

 

コメント
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