雨、雷、26度、94%
香港の地元のスーパーマーケットで日本製のお醤油、ごま油、わさびが買えます。お醤油、胡麻油は中国人もよく使う調味料です。日本製のお醤油、胡麻油の品質の高さが値段の高さより売られる理由です。わさびは鮨の流行が原因です。そして、お醤油、胡麻油よりもどんな食料品店でも置いてあります。昔は日本の調味料は、日系デパート、スーパーでしか手に入りませんでした。
今でも、日本の物は高値です。お金がなかった昔はキッコーマンのお醤油はシンガポール製を使っていました。地元のお醤油は煮物に使うには癖があります。お味噌は日本のものを買うしかありません。ケチャップはマレーシア産のデルモンテです。マヨネーズもアメリカ産のベストフードのものを使っていました。海外に住んでいる日本人なら誰もが経験するこうした遣り繰りです。日本の普通の食事を作るためには工夫します。中華圏ならお米もお醤油もあるのでまだ楽な方だと思います。
キューピーのマヨネーズが地元のスーパーの棚に並んだのはもう随分前のことでした。200gぐらいの小さなチューブ入りです。あらっ、と手に取りました。裏を見ると中国製です。今では日系のスーパーに行くとマヨネーズは日本並みに揃っています。ハーフカロリー、減塩何でもあります。味の素のマヨネーズが我が家の定番です。
キューピーの瓶入りマヨネーズが近くのスーパの棚に並びました。私が小さい頃はチューブではなくてこのちょっと太めな瓶入りでした。懐かしいなあ、いつか買おうと思います。日本製に比べるとずっとお安い中国製のキューピーマヨネーズを先日求めました。お味は、うわさに聞いていたように甘めです。中華圏の人たちは野菜を生で食べる習慣がありません。中国のキューピーはこの味を作るのに工夫したと聞きます。現在中国に3カ所工場があるキューピー、最近ではドレッシングも作っています。香港に入って来るのは杭州の工場生産のものです。
甘すぎるから食べ上げれるか心配なマヨネーズ、昔ながらのすっきりしたこの瓶のスタイルは見ているだけ十分です。小さなゴムベラを使えば最後の最後まで食べられます。