チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

モモさんの動物病院

2017年01月27日 | もも

晴れ、15度、83%

 モモさん13年間ずっと同じ動物病院に通いました。日本とはちょっと違った病院の仕組みです。30年前の香港、動物をペットとして飼っている人がほとんどいませんでした。RSPCA「英国動物虐待防止協会」がその行動の一端として動物病院の代わりもしていました。小さな獣医さんも含めて香港島には3軒しか動物病院がありませんでした。ダルメシアンに始まったペットブームのおかげで今ではいたるところに動物病院があります。モモさんがお世話になっている動物病院は、SPCA(現在は英国が外されています。)に次ぐ規模で香港中に6軒病院があります。獣医さん達はこの6軒をローテンションで回りますから、いつも同じ先生とは限りません。しかも獣医さんの国籍はまちまち、イギリス、カナダ、オーストラリア、香港。もちろん出身の大学もまちまち。香港にはまだ獣医科のある大学はありません。診てくださる先生によって、扱いもそれぞれです。

 獣医さんは行く度に代わりますが、受け付けをはじめスタッフの人は同じ顔ぶれです。昨日はモモさん動物病院に行きました。香港を出るにあたって、最後の検査です。検査と言ってもモモさんは熱を計られて、マイクロチップを試されただけです。過去13年間のモモさんの狂犬病の注射記録、フィラリアの予防接種記録など書類上の細かなチェックが主な用事です。この細かい記録を香港政府に申請して、輸出許可をもらいます。香港政府に申請する前には、日本の検疫所にこの書類のチェックをしてもらうために送ります。香港政府の印鑑が押された後は、一切書き直しができないからだそうです。輸出許可書がおりて、初めて飛行機に乗ることが出来ます。非常にややこしい書類検査です。

 朝一番の予約、モモさん病院の入り口で動きません。中からは、看護師さんたちが「モモちゃん。」と呼んでくれています。この病院、獣医さんもいろんな国籍ですが、やってくる犬や猫の飼い主の国籍も様々。スッタフの人の中には日本語の達者な人もいます。13年間変わらず受付に座っていたフィリッピン人の彼女、 モモさんを可愛がってくれました。スッタフ全員と写真を撮りたいと思っていましたが、朝一番でみんな揃っていません。飛行機に乗る前日の夕方の散歩はこの動物病院のある道にしようと思います。モモさん、皆さんにご挨拶です。この病院、我が家から坂を下りて5分とかかりません。モモさんの散歩コースの一つです。シベリアンハスキーに噛まれた時など、お財布も持たずにモモさんを抱えて飛び込みました。思い出のある病院です。皆さん、ありがとうございました。

コメント
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