曇り、8度、53%
モモさん、新しい家での朝は雨となりました。夜中から降り始めた雨が上がった早朝、さあ、早速お散歩です。
「お散歩行くよ。」の言葉に嬉しく反応します。ところが、玄関を出るともう道路です。少しキョトンとします。今までは家を出ればまずエレベーターに乗って、お外に出ます。勝手が違います。左右を見て、はて、どっちに行こうかな。歩き出すといつもの調子です。マーキングをクンクン。次の電信柱もクンクン。およその家の角にもおしっこ。調子が出てどんどん歩きます。寒いかなと思いベストを着せました。緩やかな坂もありますが、いたって平坦な道ばかり、気温が低いのにもなんのその。新しいお友達に会うことはできませんでした。とりあえず、家の周辺を覚えてもらいます。
私一人で歩くときは感じなかったのですが、自転車が歩道を通るのには閉口しました。香港では、自転車自体が少なく乗っている人も車道を通ります。連れて歩く私が注意しなくてはなりません。足元を歩く犬に自転車に乗っている人は目がいかないように感じました。
家に帰り、雨戸を開けていると寄ってきます。カーテン越しに庭を見ています。お庭だって初めてです。この庭には、我が家の先代犬のテツ、そして私が小さい頃からの犬たちが眠っています。みんなにご挨拶に庭に下ろしました。雑草はなく落ち葉ばかりの冬の庭です。雨に濡れた落ち葉を踏んで、庭を一回り。 最後には一番大きな木の根っこにマーキング。これで、我が家の先住犬にご挨拶がすみました。
モモさんにとってはお散歩は大事な日課です。新しいお友達もできると思います。上り下りの少ない道は、13歳のモモさんにとって負担が少ないはずです。長い道のりをかけてやっと辿り着いたモモさんの終の住処での生活始まりました。