チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

テーブルクロス

2018年03月06日 | 日々のこと

曇、8度、81%

 高校を出て一人暮らしを始めました。いくつかの家具は家から持って行きました。ビューローと整理ダンスと食卓だったと思います。食卓はデコラ張りの金属の足がついた家でも使われなかった代物でした。そのデコラ張りの色は赤でした。そのまま一部屋の部屋に置くのが嫌で、布を買って来て両端を手かがりしてテーブルクロスを作りました。以来、香港を離れるまで私の家のテーブルは替わってもずっとテーブルクロスがかけられていました。香港からの引越しの荷物には、一枚を除いて全部私が布から作ったクロスが30枚近く入っていました。

 今の家のテーブルは、新調しました。今まで使っていたテーブルの倍の大きさです。30枚のクロスは小さくて使うことができません。一枚一枚クッションや小物に作り変えて行きました。年が明けて、このブログに新しいおふきんのことを書きました。元旦におろしたばかりのおふきんのことです。すると友人の一人から、「毎月一日には、テーブルクロスも架け替えていたのでは?」とコメントが届きました。香港では毎月一日に新しく部屋を整えていました。額を変える、クロスを変える、そんな小さなことですが、気持ちが入れ替わって新しい月の始まりを迎えました。テーブルクロスのことを忘れていたわけではありません。いまだに福岡に不案内です。どこで生地を手に入れるか?テーブルクロスは幅広の生地が必要です。やっと欲しい布を見つけました。

 息子が幼稚園に入るとき求めたミシンを出して来ました。 香港では変圧器を通して使っていたミシンです。直線縫いしかできない私には、もったいないミシンです。引越しをするたびにこのミシンの前に座って、カーテンやらクッションを縫いました。布を買って来てわずか30分後には、クロスの出来上がりです。

 みずめ桜のダークなテーブルに「スイカズラ」の花の布をかけました。 テーブルが置かれている居間は、デッキにつながっています。デッキには雨除けの深い庇がついているので、昼間でも暗いのが難点です。その上置かれている家具は全てダークな色。テーブルの広い面積を明るい布が覆っただけで、部屋が明るくなりました。

 このテーブルのための布を徐々に買い求めてクロスを作るつもりです。クロス一枚で、部屋の雰囲気がガラリと変わります。布の持つ力です。クロスを架け替えるたびに、部屋の様子をご覧に入れましょう。「クロスマジック」とでも言いたくなるほど一枚のクロスは気分を変えてくれます。

コメント
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