晴、6度、81％
チンゲンサイが出ないかな、と待ちわびていました。チンゲンサイの中華まんを食べたいからです。中国で食べた青菜の中華まんは、チンゲンサイやかつお菜を使っていました。熱々の野菜だけの中華まんはお肉が入っていなくても充分お腹が一杯になりました。チンゲンサイのくせのない甘みがこのまんじゅうの特徴です。
チンゲンサイは茹でて、微塵に切ります。よく水気を絞って味をつけて餡は出来上がり。今回はタケノコと椎茸、キクラゲを混ぜてみました。チンゲンサイばかりの時に比べると、それぞれの歯触りが楽しめます。
味付けの最後にオイルを入れてまとめます。中国の野菜の中華まんはしょうゆ味ではありませんでした。塩味でした。
中国の旅先で朝早くから、「中華まんが食べたい。」と起きてくる私を小さな中華まん屋さんに連れて行ってくれるのは主人です。店先で売っているだけのところなら、店の横で立ったままかぶりつきます。椅子がある店だって、背もたれもない丸い椅子に座って、小さなテーブルを地元の人と囲みます。残念なことに、あれだけ美味しいもののある香港なのに美味しい中華まんに出会えませんでした。それもそのはず、中華まんは中国北方の食べ物です。
懐かしい味を家で再現しています。まんまる艶々の中華まん、お次は椎茸だけを作ろうか。大連の氷点下の冬の朝、湯気がもくもく上がる屋台を主人と二人探した日を思い出します。
