曇、14度、85%
福岡の桜が満開になりました。週末を避けて、お花見ついでにお弁当を広げようと思います。今日は義母の用事で出かけます。そこで昨日朝からお弁当を作りました。午前中に届く予定の荷物が2つあります。それを受け取ったら、近くの七隈川沿いにココさんと出かけるつもりでした。
手提げ型のお弁当箱が昔からありました。母が使ったのを見たことがありません。何分にも料理をしない人でした。酒器までついたこの弁当箱は父が求めたものかもしれません。ココさんと二人ですから簡単なお弁当です。それでもお外で食べるとなると、胸が弾みます。 干物と切りゴマの酢飯に木の芽を散らしました。柔らかな木の芽の新芽です。 玄海の鯛を桜の葉っぱで包んで蒸しました。蒸し上げている間、桜の葉っぱのいい香りです。春は香りのものが食べたくなります。お漬物の代わりにミョウガの甘酢を添えました。
10時、佐川急便のクール便が届きました。もう一つも佐川急便です。12時になりました。まだやってきません。しびれを切らして、佐川急便に問い合わせました。応対のお姉さん、「混み合ったおりますので、ドライバーに急ぐように伝えます。」とおっしゃいます。12時半になってもやって来ません。お腹がすいた私は、お庭の真ん中でお弁当を広げることにしました。「まあいいわ、毎日お散歩で見ている桜だし。」
「ココさん、鯛は骨があるから少しずつね。」ココさんは寿司飯が大好きです。庭の真ん中で日を浴びながら、花吹雪ではなくビワの落ち葉を受けながらのお弁当でした。
食べながらお庭の方が良かったかなと思います。ココさんのリーシュを握って、お箸を使うのは難儀です。気楽に庭の真ん中でお弁当を広げる楽しさを知りました。手提げタイプの古い弁当箱、思ったより量が入るのがわかりました。出自ははっきりしていませんが、この家の物で残した数少ないものです。大事に使います。
さて、佐川急便の午前中配達予定の荷物が我が家に着いたのは、午後の3時半でした。すっかり予定をダメにされたのでずいぶん腹立たしく思いましたが、お日様の元でご飯を食べたせいか、気持ちがほぐれていました。