雨、11度、80%
元旦の年賀状にひらがなで書かれた宛名が一枚、小学2年の孫娘からでした。宛先は「しもかわかかさま」。孫娘は父親が子供の時に使っていた私の呼称「かか」と私を呼びます。「しもかわかかさま」なんかいい響きだな。
一昨日、私の誕生日前日に郵便屋さんが「速達」を届けてくれました。「速達」もチャイムを鳴らして届けてくれることを初めて知りました。「速達です。」と聞くと何事かと戸惑います。受け取ると、孫娘からでした。宛名は「しもかわまなさま」に変わっています。
たったふた月、「しもかわかかさま」が「しもかわまなさま」に変わりました。「かかさま」のままで良かったのにとちょっと残念に思いながらも、「しもかわまなさま」の字の大きさ、整い方に驚きます。「字は大きく書きなさい。」小さな字は誤魔化しが効きますが、大きな字はアラが目立ちます。アラが目立てば上手に書こうとするだろうというババの思いです。
実はこの「バースデーカード」を書いている最中の孫娘からテレビ電話がありました。「今ね、かかのお誕生日のお手紙書いてるの。」おまけに「ハッピーバースデー」まで歌おうとしますから、「17日にしてちょうだい。」と電話を切りました。翌日郵便局に行ったら17日には届かないと言われ「速達」になったようです。
カードの中は小さい字で女の子ですから「絵付き」です。年々、賀状もバースデーカードの数も減りました。便利ですものね、携帯から絵文字やなんかでヒョイと賀状もバースデーカードも送れます。
「かかさま」が「まなさま」にこれも孫娘の成長でしょう。「かかさま」の響きを恋しく思います。ぴったりと計ったように昨日は数通の「バースデーカード」を頂戴しました。皆さんに祝っていただいた65歳の誕生日でした。