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義母に掃除ロボット「ルンバ」をプレゼントしたのは3年前の義母の誕生日でした。床面積が我が家より狭いのでバッテリー時間の短いスタンダードラインの「ルンバ」を贈りました。その頃すでにヘルパーさんが来てくれていましたが、ちょっと掃除という時には「ルンバ」を回せば楽だろうと思ったのです。ヘルパーさんがみえる日に義母のところを訪ねると「ルンバ」がよく仕事をしてくれていました。義母に「ルンバ」を渡す時に使い方はおよそ知らせました。私の「ルンバ」よりやや簡単な作りでした。以来この「ルンバ」のことはすっかり忘れていました。
骨折による入院生活、それに続く施設の入所とすでに2年半が過ぎました。定期的に郵便受けの点検、家の様子を見に行くのは私の役目です。掃除をするわけではありません。庭は荒れ放題ですが家の中は住む人もなく汚れはありません。家電のコンセントは全て抜いてあります。数日前行った折に足元にある「ルンバ」に気づきました。その場で充電器と「ルンバ」を持って家に帰りました。
我が家の2階の掃除には普通の掃除機を週一度持って上がります。ほとんど使用しない2階です。普通の掃除機の必要のないときは「ルンバ」だけで済ませます。普通の掃除機も「ルンバ」も最近持ち上がるのが億劫になってきました。「ルンバ」は結構重たいのです。義母宅の「ルンバ」を2階に常駐させようと思いました。
ダストパックのゴミは捨てて車に乗せました。帰宅後、ひっくり返して今一度細かい掃除をしようと思います。義母の「ルンバ」の方が新機種ですので若干作りが違います。2本のローラーが付いているところを開けると「??」15センチほどのローラーの棒の1本がやたらに膨れて見えます。ローラーは長い糸くずなどを拾い上げる仕組みです。手前の1本のローラーは赤茶色に膨れています。よくよく見ると義母の髪です。長い髪を赤く染めています。その髪がローラーが回らないほどに絡みついていました。ハサミで切っては抜き取りました。このローラーはブラシタイプ、しっかりと義母の髪を吸い上げていたのです。奥の1本はラバーだけですがこれも接続部分に髪の毛が巻きついて動きません。先日、自分の「ルンバ」を解体修理したばかりです。気になってソフトラバーを外して底板を開けました。思った通り機体周りにも義母の髪が入り込んでいます。
ヘルパーさんが来てくれているから大丈夫と私が思っていたのは大間違い、ダストパックのゴミは捨てても細かいところまでは手付かずだったと思います。義母がこの「ルンバ」を使ったのは半年程度です。機械のことが分かるはずもありません。任せていた私の落ち度です。
オーバーホールを終えた義母の「ルンバ」、再起動。クルクルと足取り軽く動きました。「これからは2階の部屋の掃除を頼みますよ。」これで2階への掃除機の上げ下ろしの負担がなくなりました。
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