曇、22度、86%
ガラスの栓がついたガラスの瓶があります。小さいものから大きなものまで我が家には4つ、カットガラスでも絵付けのされたガラスでもない瓶です。
一番小さな「お酢入れ」 小さい頃中華料理屋さんでテーブルの上にあったお酢が入っていた瓶です。母にガラスの栓を使ってお酢を小皿に取るように言われました。子供心にガラスの栓は特別な物に見えました。ガラスの栓は見た目より持ち重みがします。ガラスの栓がついたガラスの瓶に心惹かれたのはこの小さな「お酢入れ」からだったと思います。
すっきりと背丈のあるまん丸なガラスの栓がついた瓶は我が家ではオイルを入れて食卓に出します。まん丸なガラスの栓が重たくて不安定に感じますが、瓶の底がかなり厚く作られてバランスを取っています。
華奢な曲線が美しくて買い求めた「リキュールデカンタ」です。瓶の曲線とは対照的にガラスの栓はシャープな形をしています。お正月のお屠蘇入れに使います。
一番大きな「ワインデカンタ」、大きさがありますから栓もずいぶん重い仕上がりです。これにワインを移し替えるのは主人の仕事です。
並べてみるとどの瓶も素っ気なく見えます。ガラスの栓を瓶に入れる時のその感触、なんと表現していいのかガラスとガラスが触れ合いスポンと収まるその時の手に伝わる感触がなんとも言えません。なんでもないのに栓を取ったり収めたりしてその感触を楽しみます。 4つの瓶の栓です。瓶そのものより栓の方が面白い。
冬に向かう季節の入れ替えでガラス物を磨きました。出番は少ないガラスの瓶ですが、テーブルの上で明かりを反射すると華やかさを増してくれます。4つ並べたのは初めてでした。どれもこれも長い付き合いです。
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