晴、21度、84%
「フウセンカズラ」が秋風に揺れています。秋といっても気温が高いのでまだ色付きません。薄緑の風船が揺れる様子は本当に可愛い。この夏は「朝顔」が一つも芽生えませんでした。おかげで「フウセンカズラ」は思う存分に蔓を伸ばすことができました。木々の梢にもフェンスにも石垣にも、なのに一向に重苦しく感じません。
4年前帰国してすぐに友人たちから花苗や種をたくさんいただきました。その中の一つが「フウセンカズラ」です。種は大粒で翌年からはこぼれ種で芽生えてくれました。手のかからない「フウセンカズラ」です。風船の中にできる種取りも楽しく、欲しい方にお配りしました。
花は小さな白い花、次々に咲かせます。 そしてすぐに緑の風船に変わります。花の横に風船の子供ができています。風船ばかりに目が行きますが、 葉姿も美しく涼しげです。
気温が下がると風船は黄色くなり枯れていきます。11月のおしまい頃までそのままにしておきます。すると翌年の8月にもなると小さな芽吹きを地面に見つけます。
四季の巡りは小さな庭を見ているだけで感じることができます。秋の日差しは思いの外強く、昼間はまだ暑いので春咲の種や球根が植えられません。秋の深まりを「フウセンカズラ」と共に待っています。
華やかさはないですが、可愛いくて大好きなお花です。
初秋に緑色の風船形の実がなる。
実の中にできるタネは「ハートマーク」模様。
今も緑の風船が揺れるのをみながらお返事してます。今年は気温が高く、あの種を取るのは12月ごろになるかもしれません。零れ種で芽吹きますが、種取りが楽しみ!