チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

シジミ蝶とヘリオトロープ

2021年05月21日 | 日々のこと

小雨、20度、89%

 「へリオトロープ」という香水の原料にもなる香りの良い植物があります。紫の小花を咲かせます。鼻を寄せるといい香りです。小さな花の集まりですが、今年は次々に花を咲かせてくれました。冬越えが難しいので鉢植えで養って、花が咲くと香りを嗅ぐために身近に置いています。今年はデッキに置き、毎日私がクンクン。

 晴れたり曇ったり、梅雨らしい蒸し暑さの中デッキの椅子で本を読んでいると、庭に来る鳥や虫たちが目に入ります。私が動かないので気付かぬものもいれば、スズメなどページをめくる小さな動きにも飛び去ります。「ヘリオトロープ」の真横で本を読んでいると蝶が飛んで来るのが目の隅に入りました。様子を伺っていると真剣に「ヘリオトロープ」の蜜を吸っています。そっと携帯に写真を収めました。 「シジミ蝶」です。瑠璃色も飛んできますが、このシジミはやや黄色い色です。

 

 庭には「モンシロチョウ」「モンキチョウ」「アゲハ蝶」「シジミ」が多く飛んでいます。「アゲハ蝶」のお目当は「レモン」に「山椒」、他の蝶は咲いている花をめぐります。「ポリジ」「ルッコラ」の花には蝶が群がることがあります。「蜂」の飛来も考えると庭を飛び交う昆虫の数は多いのではないでしょうか。

 小さな蝶「シジミ蝶」は翅の点々模様や色具合といい私の好きな蝶の一つです。好きな花に好きな蝶が停まる様子を息を殺して見続けました。

 

 

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梅雨の晴れ間とピンクの小薔薇

2021年05月20日 | 

雨、19度、88%

 昨日のお昼前、久しぶりにお日様が照り始めました。庭木から差し込む日差しに胸が踊ります。梅雨ですから曇天が続くのは当たり前です。雨降りも嫌いではないのに、気が滅入っていたのかもしれません。

 陽が出て、庭にスズメたちも戻ってきました。植物たちも陽を受けて輝き始めます。ゆっくりとその様子を見るのは楽しい。午後になると庭のパーティションに這わせているピンクの小薔薇が開き始めました。例年庭の薔薇の中では最後に咲きます。今年は早い梅雨入りと強風の日が続いたので、蕾がたくさん落ちました。いつもは密生して咲くこのピンクの小薔薇は今年は数少なめです。 

 天気予報では夜半過ぎから雨、雨は今日一日降り続くと言っています。そこで、先に咲いた薔薇たちの枝の切り落とし、枝整理を始めました。枝も葉も混み合っています。雨が多いと蒸れて木によくありません。すっきりと片付き、庭に咲く薔薇はこのピンクの小薔薇だけとなりました。小さいのに八重の美しい形をしています。 

 鳥も虫も花も久しぶりのお日様を満喫しているようです。今年の梅雨は一旦小康状態となり六月半ばから例年の如く梅雨本番に入るそうです。今日は午後には大雨になるとか、水害がないことを願います。

 休む前に晴れた夜の庭におりました。ライトアップされたピンクの小薔薇が殊更美しく感じました。

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ドクダミの花

2021年05月19日 | 

曇、18度、90%

 ドクダミの花の季節になりました。触れると臭いドクダミですが、「十薬」の一つともいわれる薬草だそうです。臭いのであまり好きになれず、芽が出ると引き抜いていました。2年前のこの時期、井の頭公園近くに幾度か足を運ぶことがありました。公園周りの家で丁寧に水遣りまでされて育てられている「ドクダミ」を見ました。家の景観の一つになっています。公園から坂を上りながらその家を見ると、白壁の裾にみっしりと「ドクダミ」が美しく咲いています。それ以来我が家の「ドクダミ」を花の季節だけ楽しむことにしました。

  我が家の隣接の土地、と言っても畳一畳分足らずの猫の額ほどの土地は福岡市の所有地です。我が家の塀の外ですが、主人が福岡市にこの土地の管理を申し出ました。ヘンテコな看板でも立てられたら目も当てられません。通行人がゴミを投げ入れることもあります、雑草も生えます。全て私が始末します。そしてこの季節は丁寧に「ドクダミ」だけを生やしておきます。臭いはありません。緑と白のコントラストが美しい「ドクダミ」は気持ちよさそうに風に揺れています。

 間近で見る「ドクダミ」の花はその白の色の深さといい、濃い緑の葉の形といい、佇まいが美しいと感じます。密やかなのに芯がしっかりしているそんな女性の趣です。花開いてすぐは「ベシ」が締まってバランスが取れています。「ベシ」が開き始めると花の美しさが壊れ始めます。ほんの数日の花の一番美しい時を家に持ち込みます。小さい花です。触らなければ匂いもありません。小さく挿してあちこちに置きます。 

 あとひと月ほど、白い花が黄ばみ始め、徒長し始めると、根深い「ドクダミ」を引き抜きます。根から抜いても間違いなく来年芽吹きます。しばらく楽しむ「ドクダミ」の花です。

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いかなごのくぎ煮

2021年05月18日 | 昨日のお昼ご飯

曇、19度、92%

 春の瀬戸内地方の名物、「いかなごのくぎ煮」をいただきました。関東では「小女子」と呼ぶ小魚です。香港時代、春になると神戸のご実家からお母様手作りの「いかなごのくぎ煮」が送られてくるご家庭がありました。その「いかなごのくぎ煮」を数年、春になると頂戴しました。日本のこういうものをいただくと、海外に長く住んでいる者には身に沁みて嬉しく思います。

 久しぶりの「いかなごのくぎ煮」を炊きたてのご飯だけでいただきました。 「いかなご」の味だけを楽しみたい思いです。佃煮ですから味が濃い食べ物ですが、やはり素材によってその香りが違います。お茶請けか、こうして白いご飯で食べるのが私の好みです。福岡でも生の「いかなご」を先月見たばかりです。広島からやってきた「いかなご」でした。「いかなご」と見ると香港時代に数年通ったそのご家庭を思い出します。

 実は「いかなご」と「小女子」が同じものだと知ったのはつい最近、帰国後でした。日本を離れる前に住んでいた街には駅前に「佃煮屋さん」がありました。月末主人のお給料が入るとちょっと贅沢にその「佃煮屋さん」を訪れました。小エビや貝の佃煮を買います。そこの売りは「うなぎ」の佃煮でしたが、お値段が高くて手が出ませんでした。小さなビニール袋に入れられ輪ゴムできゅっと締められた小袋を2つ買うのが楽しみでした。40年前の生活が小さい頃の話です。そこで幾度か買った「小女子」が「いかなご」と同じだと知った時はなぜか嬉しく思いました。「有明家」という佃煮屋さんは今も昔の店構えで営んであります。

 歳を重ねると、食べ物一つにも思い出がついてきます。その思い出も一緒に庭の山椒の葉をパラリと振って「いかなごのくぎ煮」を美味しくいただきました。

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3人のまなちゃん

2021年05月17日 | 日々のこと

雨、23度、90%

 孫娘はこの春、小学2年生になりました。話すことも、顔つきも、幼児っぽさが抜けてきています。1年以上ぶり、このお正月は我が家にやって来ました。先月は運良く、緊急事態宣言が出る前に私が上京出来、ほんの数分でしたが会えました。孫の顔を見ると何か温かなものが体を駆け巡ります。

 4月にクラス替えがあり、孫娘のクラスには2人の「まなちゃん」がいるそうです。放課後、2人の「まなちゃん」と孫娘はよく遊ぶそうです。私には成長して見える孫娘ですが、早生まれですから2人の「まなちゃん」に比べると幼く感じます。よく遊んで夕方約束の時間に帰宅、大いにお疲れなのでしょう、お夕飯が出来る前に寝てしまうそうです。遊び疲れて寝てる子供は寝かせておくのが一番です。

 孫娘、私のことを「かか」と呼びます。おそらく名前が「まな」だと知っているはずです。つまり孫娘は3人の「まなちゃん」に囲まれています。一番歳とった「まなちゃん」は朝に夕に孫娘が元気で事故や事件に合わないようにと願っています。長い小学校時代、中学、高校とまだ先が長い学校生活です。友達との出会い、別れを繰り返します。2人の「まなちゃん」と遊んだ日々のことを忘れることもあるでしょう。

 孫娘の成長を見ながら、自分の子供の頃を振り返ります。時代は違いますが、女の子の通る道、心の動きを支えてやらなくてはと遠くから案じます。歳を取った「まなちゃん」はずっとずっとあなたをを見守りますよ。

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ガラスの保存容器

2021年05月16日 | 身の回りのもの

曇、23度、90%

 数日前、蒸した南瓜を入れて冷蔵庫に保存してあったプラスチックの容器を開けると、かすかですが酸っぱい匂いがします。蒸したのはその2日前のことです。もう一度匂ってみましたが、やはり酸っぱいよな匂いがあります。勿体無けれど全部捨てました。主婦になって43年経ってもこんなことをやってしまいます。南瓜が冷めるまで蓋はせず、冷めてから冷蔵庫に入れたつもりです。気温、湿度共に上がってきています、こんなことが起こってはと気を引き締めます。

 かぼちゃを入れていたのは昔から使ってきた「タッパウェアー」でした。結婚した頃はこの「タッパウェアー」が全盛期、決して安いものではありませんでしたが「ホームパーティー」などで買い揃えました。見た目の清潔感、水漏れが少なく、機能的でした。今考えると恥ずかしくなるような、3段重ねのお重箱のようなものまで持っていました。10年ほど前、プラスチック製品を考え始めた頃、この「タッパウェアー」を潔く整理しました。今でも使っているのは本当に私が使えるものばかり僅かです。しかもここ数年、お安くて電子レンジにも使えるプラスチックの物が出回っています。

 かぼちゃを入れていた「タッパウェアー」は中身が外からでは見えません。何が入っているか可視化できることは大事です。プラスチック製品をやたらに増やしたくはありません。手持ちのものでもっと衛生的に食物を保存できればと思い、ガラスの保存容器を出してきました。 パイレックスのガラスボールは実は保存容器です。ボールとして使うことが多いのですが、 蓋をすれば逆さにしても水漏れしません。毎朝パン種を仕込むのは一番小さいサイズ、蓋をして発酵させています。大きサイズはケーキを冷蔵庫で保存する時、ひっくり返してドーム状でケーキにかぶせて使います。使い道はいろいろです。ところが丸い形は冷蔵庫では無駄が出ます。そこで、帰国後買ったのが四角いガラスの保存容器でした。角形は無駄なく冷蔵庫に収まります。フランスのコップで有名な「デュラレックス」の物です。ガラスは中が見える、匂いがつかない、しっかり洗えると私には衛生的に思われます。

 長く主婦をしていても南瓜のような失敗をしてしまいます。気の緩みからと思ったり、気付きをくれたのだと思ったり。当面、手持ちのガラスの保存容器を使い回します。家族の者が戻って来れば、「デュラレックス」をサイズ揃えることも検討してみようと思っています。これからの季節、食品管理は大事です。

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九州北部、梅雨入りするのかしら?

2021年05月15日 | 日々のこと

小雨、21度、90%

 5月といえば、皐月晴れ。なのにぐずついたお天気が続いています。影響はなかったものの4月には超大型台風が発生していました。気象変化が激しくなっています。

 昨日は金曜日、夜ココをお風呂に入れるのに合わせて、朝からトリムです。気温上昇と共にお散歩中の「ガハガハ」が激しくなりました。先日など見知らぬ通りすがりのおじさんから「その犬は喘息だから、病院に連れて行かにゃ。」と言われる始末です。「短頭犬ですから、呼吸器系が違うんです。」と説明しても「病院に行け」と繰り返される始末でした。人になんと言われようといいけど、ココが楽になってくれることが一番です。

 昨日は雨こそ降りませんでしたが、薄曇り。午後になると気温上昇と共に襟足が蒸し暑くなりました。とっくに半袖の素足です。お風呂上がり空調を入れるかどうか迷いましたが、「扇風機」を出してきて寝室とリビングに置きました。空気の循環で幾分楽に感じます。夜具も一枚減らしました。扇風機はつけたまま休みましたが、起きてみると案の定、お布団は蹴飛ばされてパジャマだけで寝ていました。

 天気予報、ずらりと傘マークが並んでいます。気温は7月ごろの気温、そして連日の雨となれば気の重い話です。一つだけ、草木の水遣りだけが楽になります。今日は除湿か軽く冷房を入れるかもしれません。真夏の暑さを思うと今から体力温存です。

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ハサミ

2021年05月14日 | 身の回りのもの

曇、20度、90%

 朝から「剪定ハサミ」を持って庭を回ります。切った花を花器に指すのに「花ハサミ」を使います。朝ごはんの準備に袋を切るのに「調理バサミ」を出します。新聞を読みながらスクラップのために「工作ハサミ」を出してきます。やっと時間の余裕ができて椅子に座って刺繍を始めます。鳥の形をした小さな「糸切りハサミ」で糸を切ります。夕方お風呂前、週一回ですが「爪切りハサミ」を使います。 爪を切るとすっきりと気持ちが整います。

 考えたら、包丁を持っている時間よりハサミを持っている時間の方が長いのです。いつも使うハサミ以外に、「裁ちばさみ」、「パイピングハサミ」、「調髪ハサミ」、「包帯ハサミ」、要所要所で使うハサミを替えます。

 ハサミですから切れることが信条です。よく使うハサミはどれもよく切れます。左端から、「キッチンバサミ」、ゾーリンゲンのもので40年使っています。次の庭で最も使うハサミは実は100均で買ったものですが3年経ってもよく切れます。「赤いハサミ」は香港の坂道の途中でガラクタ(中古の寄せ集め)を道に広げて売っているおばあさんから買いました。赤い持ち手、その形が気に入ったのです。日本円で150円くらいでした。以来紙を切るときはこのハサミです。もう20年使っていますが切れます。次の「花ハサミ」は「木屋」のものです。こちらも30年以上花を活ける時使います。そして、くすんでしまった「糸切りハサミ」、よく似たものが出回っていますがゾーリンゲンのものです。刺繍、針仕事の時の私の相棒です。

 庭用の大きなハサミもありますが、改めてハサミのありがたさを感じます。もうしばらく、よろしく私とお付き合いください。

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セダムの花

2021年05月13日 | 

曇、18度、90%

 「セダム」小さな多肉植物です。和名を「万年草」と呼ぶのからも分けるように、野生種は道端で増えていきます。サボテンに近いので土を選ばず、水を欲しがらないからでしょう。園芸店では、形も可愛いく色も様々な「セダム」が売られています。2年ほど前その「セダム」を取り合わせてリースを作りました。「セダム」が成長するとリースの形が不揃いになります。リースは解いて寄せ植えと地植えに分けました。

 「セダム」は春が花時と限ってはいません。種類によって真夏も花をつけます。繁殖力旺盛な「セダム」は野生種に近く、 十文字の花をたくさんつけました。2、3ミリの小さな花ですが群れて咲くので目に留まります。道沿いの野生種はこちらです。 花は小ぶりですが今が盛りに花をつけています。

  寄せ植えにした「セダム」は一年中玄関前の丸窓に置かれています。風で吹かれてこぼれたのか、この下の地面に2種類根付いています。

 数ミリの小さなバラの形をした「セダム」に花がつきました。 小さいのでうっかりすると見落としてしまいます。ところがよく見ると非常に可愛い花です。 咲き始め、花弁の真ん中に赤い点が出来ます。これは実は雄しべです。開くに従い雄しべは立ち上がり白い花と変わります。

 地植えの「セダム」は花が終わると伸びすぎた分をカットします。道沿いの自生しているのは毎年花が終わると抜くのですが、2月も終わりになると小さな芽生えを見ます。「やっぱり強いわ、万年草だもんね。」と呟きます。

 数ミリの花、15センチものアマリリスの花、庭は花で満ちてます。

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おきな草のクロスステッチ

2021年05月12日 | クロスステッチ

雨、19度、80%

 4年前庭に植えた「おきな草」が先月初めて咲きました。 

鮮やかな紫でした。その後、白の「おきな草」も咲きました。 一輪一輪が首を傾げたような趣ある咲き方をします。日が沈むと一旦閉じますが、翌朝次第に花を開きます。そして10日ほどすると、 白い毛のようなものが花芯を囲みます。これが「おきな草」と呼ばれる所以です。「おきな」つまり「翁」です。

 昨年から庭に咲く花を少しずつクロスステッチで刺しています。庭ががなかった頃は花を刺しながら「この花を自分の庭に咲かせてみたい。」と思ったものでした。そして、「クリスマスローズ」や「ローズマリー」「タイム」を植えました。私が指す刺繍の原案はデンマークの「ゲルダベングトソン」という方のものです。根っこまで描かれた植物もいくつかあります。根っこも含めてその植物を捉えるそんな思いが好きです。

 額装した「おきな草」は台所の壁にかけました。向かいの壁には昨年刺した「オダマキ」がかかっています。「庭の花」を写したクロスステッチが増えていくのが今の楽しみです。庭の花も増え、家の中の刺繍も増えて行きます。

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