気ままに

大船での気ままな生活日誌

新橋停車場からはるばるボルチモアへ

2016-07-03 22:11:49 | Weblog

こんばんわ。今日も一日、暑かったですね。お元気でしたか。

昨日、サントリーホールに行く前に、ちょっと時間があったので、旧新橋停車場に寄った。新橋で降りることはあっても、ここまではなかなか来ないから、久し振りの訪問。

真正面からみると、新旧の建造物の対照が面白い。

ここで、ボルティモア&オハイオ鉄道博物館展という特別展が開かれていた。新橋(汐留)が日本の鉄道の発祥の地であるならば、ボルチモアは米国の鉄道発祥の地。

会場では、以下の写真も展示されていた。上段が鉄道博物館。そして、下段がボルチモアの町の風景。

右下の建物に見覚えがあった。たしか、2012年11月にボルチモアを旅したとき。ブログのページをめくってみた。やっぱり、そうだった。

ボルチモアは以前、造船業が栄えていた。その造船会社を改造したレストランビル。造船時代の煙突が残っている。ここで昼食をとったのだ。

あのとき、きれいな紅葉をみた。

あの日、鉄道博物館には行かなかったが、ボルチモア美術館には寄った。

ここの看板娘は、マチスの”ブルー・ヌード”と”ピンク・ヌード”の美人姉妹。お二人に会えるのを楽しみにしていたが、ピンクの娘は貸し出されていて不在だったっけ。

メアリー・カサットの”黒衣の女”には会えました。

そのあと、やはりボルチモア市内のウォルターズ美術館にも寄ったっけ。”きらめく宝石のような美術館”と形容されている。ウォルターズ親子が蒐集した古代ギリシア・ローマ時代の美術品から東洋美術品まで、もちろん近代絵画も含めて、4階のフロアーにわたって、ずらりと陳列されている。

モネの”春の日”が看板娘。

そのあと、フィラデルフィアへ行って、バーンズコレクションと、映画”ロッキー”のロケ場所にもなったフィラデルフィア美術館へ。

新橋停車場からはるばるボルチモアへ、さらにフィラデルフィアまで旅をしてしまった。

では、おやすみなさい。げろげろ。

いい夢を。

(フィラデルフィア美術館からみた夕陽)
 

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大谷康子ら豪華メンバーによるコンサート

2016-07-03 08:18:53 | Weblog

おはようございます。暑い日がつづきますね。はじめて、窓を開けて寝ましたよ。

猛暑の中、昨日の午後は涼しいサントリーホールでスペシャルコンサート。家内が(ぼくもだけど)バイオリンの大谷康子のフアンで、彼女をはじめ、ぼくでも知っている演奏家や声楽家がずらりと顔を出すという豪華なステージでございました。

第一部が円熟のストーりーということで、ベテランが中心。トップバッターは大谷康子とピアノは仲道郁代で、バルトークのルーマニア民俗舞曲の演奏。つづいて、チェロの上村昇とピアノの横山幸雄、というふうに、次から次へと演奏はつづくどこまでも。

はじめに、司会者から、ベテランさんに、一番、思い出に残るコンサートは何ですか、という質問が投げかけられた。大谷康子は、昨年暮れ、ここで行われたデビュー40周年のコンサートです、あそこに(指をさして)、美智子さまもお出で下さっていたし、と答えていた。ぼくらも、そのコンサートに行っていたのだ。40周年と言っても三歳からはじめてますから、(そんな年にはみないでください)と笑わせていた。どなただったかは失敗談を。あわてて、右左別の靴をはいてステージに上ってしまったそうだ。人生長いといろいろありますよね。ぼくだって、ぎゃーって叫びたくなるようなことはいくつも。

脳梗塞で半身不随になってから、左手だけでピアノ演奏をつづける舘野泉は、光永浩一郎が彼のために作曲した”サムライ”と山田耕作の”赤とんぼ”を演奏。80歳になるそうだが、ますます意気軒昂だった。ローマやウイーンの歌劇団で活躍されたソプラノの松本美和子は、蝶々夫人より”かわいい坊や”をろうろうと。声は年をとらないですね。

第二部は未来への音を重ねてというテーマ。こちらは若手から中堅といったばりばりの音楽家。まずバイオリンの松田理奈、そして二番手は佐藤しのぶ(ソプラノ)と錦織健(テノール)による椿姫より乾杯の歌!錦織健は鎌倉で単独のコンサートを聞いているが、そのときは面白い話をいっぱいしていたけど、今日はだんまり。とにかく二時間余りに、22人の音楽家で10の楽曲を終えさせなければならないからね。しゃべらないでね、と口を封じられていたのでは(笑)。

メンデルスゾーンのピアノ三重奏曲では、川久保賜紀(バイオリン)、遠藤真理(チェロ)、上原彩子(ピアノ)の三美女の競演。ふたりが紫色の似たような衣装だった。そして、歌劇ラ・ボエームの”告別の四重唱”があり、フィナーレは、なんと五つのピアノが扇型に並び、5名のピアニストがカルメンの誘惑と幻想を弾くという、豪華絢爛。

めったにみられない、スペシャルコンサートだった。



あのサントリーホールが満席だった。


では、みなさん、今日も一日、お元気で!



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