おはようございます。
昨日、午後になって本降りの雨がおとなしくなったので、辻堂にオープンしたばかりの藤沢浮世絵館に出掛けた。その会館記念展として、”絵師たちに愛された藤沢、北斎、歌麿、広重、国貞”(第1期7月16日~9月4日)が開催されていた。浮世絵を鑑賞するのにふさわしい雰囲気の会場で、また作品もよいものが並び、楽しくみせてもらった。写真撮影も可能で、記録に残せるのもうれしい。
四つのコーナーがある。はじめが東海道コーナー。ここには三代豊国(国貞)の役者見立東海道五十三駅シリーズが22枚も並んでいる。残りは二期、三期に展示される。品川駅、川崎駅には、それぞれ、幡随長兵衛、白井権八が並んでいる。藤沢駅は小栗判官。児雷也が沖津で、義経が藤枝で、袋井が忠信、見付がしずかと、その土地ゆかりの有名人が並ぶ。
藤沢 小栗判官 遊行寺に小栗と照手姫のお墓がある。
藤沢宿コーナー 広重の東海道五十三次シリーズを中心に9点。
広重 東海道五拾三次之内 藤沢
江ノ島コーナー 歌麿ほかの江の島を題材とした作品、9点。
歌麿 風流四季の遊/弥生の江の島詣
二代・歌麿 江ノ島鮑猟之図 海女と見学する女性
富士山と江ノ島コーナー 富士山と江の島はよく浮世絵の題材にされている。ここでは、七里ヶ浜からみる富士山と江の島の景色など16点。
北斎 富嶽三十六景 相州江ノ島
歌川国明 青砥稿花紅彩画 白波五人男の弁天小僧菊之助は江の島出身
浮世絵をみるには、こういう小規模な会場で静かにみるのが一番。また、行くゾ!いい浮世絵館ができた。
では、みなさん、今日も一日、浮世を楽しく、元気にすごしましょう!稀勢の里もがんばれ!