こんばんわ。暑い一日でしたね。この暑さにもめげず、大空を凌ぐほど、天高く伸びていく花、凌霄花(のうぜんかずら)。二週間ほど前、咲き始めた妙本寺の二天門前の凌霄花を再訪しました。
花数をだいぶ増やしていて、もう見頃といってもいいくらいになっていましたよ。
二天門とその先の祖師堂。
祖師堂側から二天門を望む。その手前に二株の凌霄花。
左側の凌霄花。
右側の凌霄花から祖師堂を望む。
祖師堂では、結婚式を終えたばかりらしいカップルの撮影会が行われていた。その帰りをパチリ。
涼しい祖師堂で休んでいるとき、面白い会話を聞いた。あの花の名前、何って言ったっけ?たしか、”愛染かずら”よ、と相手が答えた。 ノウゼンカズラを思い出せなくて、つい、口に出てしまったのだろうけど、この”愛染かずら”という名も、なかなかいいじゃんと思った。真っ赤に怒ったように燃え盛るさまは、まさに愛染明王さまだもの。
愛染明王坐像(重文) 東博にて
言うまでもなく、”愛染かつら”は川口松太郎の小説で、たびたび映画化され、主題歌も大ヒットし、知らぬ人はいない。川口は、上田の別所温泉のカツラの巨樹と隣りの愛染明王堂に着想を得て、この小説を書いたそうだ。その後、この桂の木は、”愛染かつら”と呼ばれるようになったとのこと。
これから、ぼくも妙本寺のノウゼンカズラをアイゼンカズラと呼ぶことにしよう。
それでは、おやすみなさい。げろげろ。
よい夢を。