気ままに

大船での気ままな生活日誌

祇園祭・後祭り 山鉾巡行(2)

2016-07-29 19:54:27 | Weblog

後祭りの山鉾巡行もあと五つ。まず、登場するのは南観音山。

南観音山 真木の代わりに立てる松の木は、毎年鳴滝から2本届けられ、北観音山と南観音山の代表がクジを引いて良い方の松を選ぶ。真松の下枝には”尾長鳥”が止まっている

鈴鹿山 伊勢の国・鈴鹿山で人々を苦しめた悪鬼を退治した説話に因んだ山。真松には沢山の絵馬がつけられ、巡行後、盗難除けのお守りとして授与される。

八幡山 八坂神社のお祭に八幡宮を山に祭っているのは不思議だが、当時から八幡宮信仰が厚かったということが伺える。夫婦円満を象徴する雌雄の鳩が向かい合って鳥居に止まっている。

鳥居の上に鳩が二羽。



鯉山
 龍門の滝を登った鯉は龍になるという中国の伝説の、立身出世を意味する「登龍門」の言葉を表している山。御神体の木彫りの鯉は全長1.5mもある。

前懸け、胴懸け、水引、見送り”イーリアス”トロイア戦争物語を描いた16世紀のベルギー製。すべて重要文化財。

さあ、しんがりは大船鉾!粽(ちまき)も買ったごひいき鉾。前祭りでは、月鉾、鶏鉾、蟷螂鉾が好き。

大船鉾 2014年に150年の時を経て復興。船鉾が神功皇后の出陣を模したのに対し、大船鉾は戦いに勝った凱旋の船を表す。後祭り唯一の鉾でしんがりを務める

お見事!大船鉾2016!

また、二年後に!来年は前祭りのつもりナンデネ。また逢う日まで、逢える時まで!

♪別れのそのわけは話したくない なぜかさみしいだけなぜか むなしいだけ たがいに傷つきすべてをなくすから♪ なかなか別れられない、四条河原町の辻回しも追いかけて。

ぎゅっと廻って

もう一回

こうして、無事、後祭り 山鉾巡行は終わりました。

そのあと、すぐ、花笠巡行がやってきた。(つづく)

(京都・大阪祭り旅#5)

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祇園祭・後祭り 山鉾巡行(1)

2016-07-29 10:58:34 | Weblog

2016年7月24日

いよいよ後祭りのメインイベントの山鉾巡行が始まる。見物場所は、前回同様、ホテルからほど近い市役所前に決めた。先頭の山鉾が10時頃に到着の予定というので、その、30分前に到着し、木陰を探した。四つ角の辻回しもみたいが、そこは木陰はなく、長く居るのはきついだろうと、あきらめた。目の前に有料の観覧席があるので、まずまずのポイントというところ。天気もよく、それほど暑くはなく老夫婦にはありがたい。

九時半に、烏丸御池を出て、御池通りをこちらに向かってくる先頭の橋弁慶がどんどん大きくなってくる。観衆もざわめきはじめ、待ちに待った巡行が目の前を通過する。

それでは、順番にすべての山鉾を紹介したしまする。

祇園会の幡を先頭に

山鉾がつづいている

橋弁慶山 「くじ取らず」で、後祭り巡行の1番目に行く。弁慶と牛若丸が五条大橋で対面する場面を現している。弁慶の手足にまかれた縄は心身壮健の願いを込め、宵山に授与される。

北観音山 「くじ取らず」で、後祭り巡行では橋弁慶山に次いで2番目を行く。真木の代わりに立てる松の木は、毎年鳴滝から2本届けられ、南観音山と北観音山の代表がクジを引いて良い方の松を選ぶ。松に飾られている鳥は尾長鳥なのだが、尾が短くなってしまったため鳩のように見える。

浄妙山 平家物語の宇治川の合戦に因んだ山。筒井浄妙が橋を渡って一番乗りをしようとした時、後から一来法師がその頭上を飛び越えて先陣をとってしまった様子を表している。

役行者山 日本に古くからある修験道を主題にした山。前日の宵山に、修験道の大本山聖護院から約50名の僧侶を招き、会所前で護摩木が執り行われる(今回はこれに遭遇し、すでに記事にしている)。

黒主山 謡曲「志賀」に因み、大伴黒主が桜花を仰ぎ眺める姿が表されている。山を飾る桜の造花は、家に悪事を入れないお守になる。


ここでひと休みさせていただき、あと後半の五基の山鉾巡行は次回にいたしまする。

(京都・大阪祭り旅#4)

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続・大輪朝顔&変化朝顔 & 神楽坂のほおずき  

2016-07-29 09:07:40 | Weblog

さて、つづきまして、日比谷公園の変化朝顔の部に入りまする。

変化朝顔とは、江戸時代からつづいてきた古典園芸植物のひとつ。花もはっぱも、とても朝顔には見えない変わり者ばかり。ちょっとへんくつなおじさんといったところ。でも、味があるねえ。

ずらりと並んだへんくつ朝顔

どうでィ、おれさまの苦み走ったいい男ぶり。朝顔界の海老蔵でィ。團十郎色だしね。

おいらは弁天小僧菊之助。

染五郎とはおれのことだ。色には染まってないが。

変化朝顔界の七之助たい。

わては、変化朝顔界の玉三郎でんがな。

脇役にも中村東蔵級のすごいのがいっぱい。葉っぱをみてね。

ああ、面白かった。また、来年も、ますますヘンクツなじいさまになって、ヘンクツ朝顔に会いにこようゾ。

お昼は神楽坂に廻って、ヘンクツなお料理をいただいた。なかなかおいしかった。まわりは若い人ばかり。やっぱり、われわれはヘンクツなのか。

神楽坂まつりがはじまっていて、ほおづき市をやっているというので出掛けてみたのだが、夕方から並べるということだった。でも、商店街のお店の前にはほおづきが飾られていて楽しめた。29日からは、阿波踊りもあるらしい。

 

夕方の市を待つ毘沙門天前のほうずき・

露店も夕方から。

では、みなさん、今日も一日、お元気で!

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大輪朝顔&変化朝顔展 日比谷公園 

2016-07-29 08:10:38 | Weblog

おはようございます。梅雨明けし、いよいよ真夏に入りましたね。そんな朝にぴったりな朝顔をいっぱいお届けします。それもただの朝顔ではなく、直径22センチはあるという大輪の朝顔、それと、お、お前が朝顔かと叫びたくなるような”変化朝顔”です。昨年、日比谷公園ではじめてみて、あまりのうつくしさとユニークさにカンドウして、また今年も、家内と一緒にきてしまいました。

有楽門から入って、すぐの、さるすべりの花も咲く、テニス場の脇のスペースが会場。

会場に入ると、地面にたくさんの朝顔の苗。その周囲の棚に大輪の朝顔と変化朝顔がずらりと並んでいる。

まず、大輪朝顔の部。

午前中も早く着いたので、花もまだ元気。20センチ超え(過去25センチの大輪もあったそうだ)の大きな朝顔。まず、その大きさにびっくり。そして、色とりどり。入谷の朝顔市の大型版といっていいくらい。では、それぞれの作品を。

 

低い仕立てのもの。

物差しを当てると、22センチ

いかがでしたでしょうか。長くなりましたので、ここら辺りで、西瓜でも食べて、ひとやすみ。次回は変化朝顔の部です。

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