ミノムシ
2022-05-08 | 自然
サツキに小さなミノムシが沢山ぶら下がっています。
ざっと数えてみたら1本のサツキに30個!のミノムシ
ミノムシが減っている、と聞いていますが、ここでは健在のようです。
人の勝手な見方でみれば、ミノムシ(ミノガ)の一生は切ない人生?です。
♀はせっせと葉を食べてミノ(巣?)を作って♂の訪れを待ち、卵を産んだら、死んで落下してしまう。
卵は幼虫(♀)になると、巣から出て糸を出し、風に乗って新しい木の葉に到達したら、
すぐに小さな蓑(巣)を作る。
そして近くの葉を食べて大きくなるにしたがってしだいに蓑も大きくしていく、のだそうです。
♀はそうやってずっと幼虫の姿のまま巣の中で暮らす。
雄は羽化して巣から飛び出すけれど、口は退化しているので
何も食べず、♀の所へ飛んで行って無事交尾出来ればそれで一生は終わる。
ミノムシ(オオミノガ)の蓑の繊維はとても丈夫で優れた性質を持っているそうです。
ミノムシの繊維を研究している研究者たちがいるそうです。
チャの木にもいっぱいぶら下がっています、
↑ クリの木のミノムシは少し大きい。
( ミノガには50くらい種類があるそうです )
コメントありがとうございます。
蛾の仲間には、蚕やマイマイガなど成虫に口が無いのがいろいろいるようです。幼虫時代はひたすら食べるので、成虫になったらもう必要ないということなのでしょうか。
ミノムシはそんな蛾の中でもさらに不思議な生態です。