冬の間ここは、とても日あたりの良い斜面です。
面積は広くありませんが、
栗の葉が茂るまでの短い期間、
草たちが、場所取り競争を繰り広げています。
「ウラシマソウ」がすっかり大きくなって、長い糸を垂らしています。
糸が見えにくいので、白い紙を後ろに置いてみました。
(この糸がウラシマソウの名前の由来です)
↓葉の形も独特です。これで一枚の葉です。糸が伸びてくると葉の間から飛び出して湾曲して垂れ下がります。
「ふきのとう」はなぜか出ないけれど、やわらかい「蕗」の葉があちこちに。
スミレもあちこちに。
アミガサタケ(モリーユ)が顔を出していました!
毎年2本位見つかります。
5~6本も出れば食べてみたいのだけど。
まさに釣り糸のような長い糸ですね。
浦島太郎が釣りをしている姿を思い浮かべました。
似ている花で、マムシグサがありますね。
林の中でマムシグサが咲いていて、ギョッとしたことがあります。
アミガサタケは、初めて見ました。
おもしろい形のキノコですね。
どんな味がするんですか?
私も、秋の山歩きで、真っ赤な実をつけたマムシグサを見たときは、ちょっと怖かった(名前が怖い)
ウラシマソウは、おっしゃるとおり、そのマムシグサの仲間です。ウラシマソウもマムシグサと同じような赤い実をつけますが、地面にくっつくように実が出来るので、草むらに隠れて見えにくいです。
花屋さんに並んでいる、真っ白いカラーも同じ仲間、全部サトイモ科です。去年我が家の畑でも、サトイモが似たような花を咲かせました。
面白いですね!
アミガサタケは食べたことがありません。
欧米、特にフランス料理では大切な素材だそうです。生クリームやバターと合うそうです。
日本では古来、あまり食べなかったようです。
でも今、人工栽培の研究中だそうです。
どうなるでしょう?
菫も当たり前のようにすぐにみることができるのが嬉しいですね。
私も、蕗やスミレを見つけると、春だ~って感じがして嬉しいです。
蕗は香りも良いし、食べられますものね。
詩人のアーサー・ビナードが、
クリスマスにアメリカに別に帰りたいとは思わないけれど、早春だけは、ちょっとだけ帰って、林の中に、モリーユを探しに行きたい、というようなことをどこかに書いていました。
それぞれの春があるのだなー、と思いました。
コメントありがとうございました。