6人で始まった昔のパート仲間とのデート、お二人が体調を崩して、
ここ1年ぐらい4人になってしまったが、細く長く続いている。
今回は、日帰りバス旅行「大人の社会科見学ツアー」。
旧白洲次郎邸「武相荘」、国会議事堂、お台場夕景クルーズ・・・
パンフレットをいただいた時から、とても楽しみだった。
8:20京王八王子を発って、鶴川の武相荘に10時前に着いた。
白洲次郎という人物について、私はほとんど知らなかったが、
NHKの番組で取り上げられて以来、
多くの人達が旧白洲邸を訪れるようになったという。
「日本で一番カッコいい男」と、
ある書籍のサブタイトルで評されているらしいが、
ここで過ごした一時間で、まさにこの人の虜になってしまった。
小さな紙面では表せないので、
興味のある人は、ネットで是非調べて欲しい・・・
妻の正子さんもすばらしい女性で、「世紀のカップル」の名にふさわしい。
昭和18年に鶴川に転居、武蔵と相模の境にあるこの地に因んで一捻り、
彼は武相荘(ぶあいそう)(無愛想)と名付け、悦に入っていたという・・・
70年前の日本の田舎の風景がそのまま残っていた。
母屋からの庭続きには小さな山があり、手入れも行き届いていた。
時間があれば、お昼もお茶もいただけるが、何せ団体バス旅行、
次の目的地、新宿プリンスホテルでのランチバイキング目指してGo!
あわただしく、しっかりと、優雅に、お腹に詰め込んだ後、
国会・衆議院の見学へ。
民主党の岡田さん、鳩山さんに廊下で行き会った。
数人の方達が握手を求めると、
お二人とも快く応じ、とてもにこやかだった。
この日、麻生総理との会談で、
お昼ごろまで、テレビで放映されていたそうだ。
撮影禁止で残念だったが、
テレビで拝見するよりずっとよい感じの方々だった。
次はNHKの見学。
今、大河ドラマで「天地人」を放映しているが、
出演者の写真と色紙の中に
それぞれの言葉が手書きで並んでおり、
フンフン、あの人はこういう字を書くのね・・・
などと品定めをしながら歩いた。
ある部屋ではニュース番組がどのように作られているか、
模擬アナウンサーの実演があり、
バス仲間から、ステキな紳士が原稿を読まれた。
プロンプターと呼ばれるテレビのような箱の中にある原稿を、
読み上げるだけなので、以外に簡単そうだった。
スタジオパークでテレビに映る自分の姿を見たり、
飛び出す画面を見たり、
楽しいひとときだった。
・・・・ところが、飛び出す画面を見た後、
乗り物に酔ったような気分の悪さが残り、
結局、帰るまで不快感が続いたのは残念だった。
そして最後はお台場夕景クルーズ。
東京に住むおのぼりさんはお台場に来て、びっくり!
その美しさは世界のどこにも負けないほど・・・・
日の出桟橋から出発。
黄昏時の対岸の美しさ、
陽が落ちてからの、ライトに彩られたビル郡、
東京タワー、フジテレビの建物、
さわやかな風と共に30分のクルーズだったが、
あらためて、日本に住むことの幸せを感じた。