11月16日(金)~18日(日)
黒部観光の時、近々、猫の額でバーベキューをしようという
話が出た時に、長女の夫のタクさんが言った。
「幻の小麦粉と言われている、グルテンのすごく強い小麦粉が
手に入ったんですよ。
バーベキュウの日にパン作りも教えてくれませんか。」
娘が「我が家には簡単なオーブンしかないので、
一番原始的な方法でね。」と加えた。
子供達が小さかった頃、一日置きにパンを作っていたが、
もう20年以上、作ったことがなかったので、
その日までに一度復習をしておかなければ、と思っていた。
しかし、とても忙しくて、復習どころかレシピも見つけられなかった。
次女の夫トシさんは明日は仕事で参加出来ないからと、
16日(金)の夜10時近くに仕事場からこちらへ帰宅。
1時近くまで夫と飲んで食べて、翌朝早く出かけて行った。
かわいそうに・・・
さて、17日、早めに長女夫婦も到着。
皆でバーベキューの支度に取り掛かり、焼いたり飲んだり・・・
軽い塩水とバジルにしばらく漬けたイカをサッと焙ったり、
ラムやチキンタンドリー、ネギの豚肉巻き、キノコのバター醤油蒸し、
レタスに野菜を包んだり・・・
その合間に時間を見てはパン作り・・・
まず、基本中の基本、バターロール。
もうすっかり忘れてしまった分量を思い出しながら、
タッパウェアの大きなサラダボールに
強力粉 500g
砂糖 40g
卵 1個
イースト 小さじ3
バター 80g
牛乳 180cc+湯100cc
(牛乳を温めなくても、お湯を加えればOK)
塩 小さじ1・5弱(最後に)
上記材料をかき混ぜながら次々に入れて、
まとまったら、よく捏ねる。
サラダボールの蓋をしっかり閉めて、
今の季節ならポリ袋に入れてホットカーペットの上に載せて置く。
ポンと蓋が外れたら、ガスを抜いて、もう一度同じように、
蓋をしてポンと外れるまで置き、またガスを抜く。
これで第一次発酵が終わり。
次に種を親指と人差し指で握り、そっと切り、40gずつ計って丸めて置く。
(引きちぎらないように)
種を涙型に延ばし、太い方からふんわりと巻き、
最後の細い巻き終わりの部分を下にして、蓋の上に並べ、
真ん中にお椀を伏せて、大きなお皿の上にもう一段。
上から本体をひっくり返して、しっかりシールをして、
また、ホットカーペットの上で発酵。
蓋がポンと外れたら、もう一度シールをしっかりして、再度発酵。
ポンと言ったら、卵を溶いて、少し水を加え、
パンの上に刷毛で塗る。
180℃で10分。
24個のバターロール・出来上がり。
少々形は悪いが、温度管理もなく、時間も気にせず、
簡単で、お味は最高だった。
二人の娘も 母も
「ああ、懐かしい!やっぱりおいしい!
しっかりとした噛み応え、バターの香り、
こんな美味しいパンは最近なかなかないわね。」
と嬉しそうだった。
3週間後、タクさんからメールが届いた。
パン焼いてみました。
偉~~~い、すばらしい~~~。
パンの種をサラダボールに入れて、お風呂に浮かべ、
一緒に入っていた子供達が
「ママ~~~、パンがポンと言ったわよ~~~。」
と叫んでいたかわいい声をはっきり思い出した。