11月19日(続き)
久遠寺から下部温泉の「下部ホテル」まで車で約10分。
ウェルカムドリンクの後、通された部屋は左に洋間、
右に和室の広い部屋だった。
早速、信玄公の隠し湯と言われるぬるい温泉、
露天風呂をゆっくりと楽しんだ後、
申し込んでいた「里のいろり創作会席」のレストランに向かった。
ビュッフェスタイルのレストランとは違う部屋のようで、
ここには3~4組の人達しかおらず、静かで
落ち着いた雰囲気が心地良かった。
前菜 地の恵み
椀物 海老真丈
お造り 旬菜盛り
焼き物 南アルプス産 山女魚の炭火焼
洋皿 選べるステーキ(国産牛ヒレか身延町特産の角湯葉か)
左側の小皿、あけぼの大豆とワサビの葉の擦り合わせが
国産牛ひれステーキと相性抜群で、作り方を教えて欲しかった。
おまけのほうとう
あけぼの大豆と金時の釜飯
水菓子
途中、ワインの後に夫が骨酒を追加注文した。
そして、「この山女魚は余程お酒が好きらしいよ、
皆飲んじゃったらしくて、
お猪口には2~3杯しか残っていない。」と言うと
係の若い女性が真面目なお顔で
「その山女魚を召し上がって下さい。」と言われた。
話は変わるが、宿に着いた時、お部屋まで案内してくれた
若い男性が、スケーターの羽生結弦さんに容姿もお顔もそっくりで、
驚いたのだが、さらに 子供の頃から日本が大好きで、
独学で日本語の勉強を続け、念願かなって
この4月に入社したばかりの韓国の方だった。
日本人と全く変わらない日本語で話され、
しかも日韓関係が微妙なこの時期、お聞きしたいことも多々あり、
ついついお引止めして、ご迷惑をお掛けしてしまった。
「今夜は8時半から太鼓ショウがあり、それに私も出ます。
2か月間懸命に練習をしました。その後餅つきもあります。
是非是非いらして下さい。」とお誘いをいただき、
その時間に会場へ行くと、もう100人位のお客様が座っていらした。
動画でなく残念だが、力強い太鼓の響きと
皆さんが従業員であることもあって、拍手大喝采。
続いて、お餅つき。
蒸し上がったお米を、
たくさんのお客様達に搗(つ)いていただくように
その都度上げて、新規に4回ほど補充。
お二人のフランス人も、夫も嬉しそうに加わっていた。
最後は一口大のお餅が全員に振る舞われ、余りはさらに希望者に・・・
私達はお腹がいっぱいでもう何も入らないと思っていたのに、
別腹?か、きなこ餅を一つずつおいしくいただいた。
この夜、滅多にない早寝・・・10時半に就寝。