豪華ではないが、センスがよくシンプル。
朝食も品数が多く、お味もまあまあというところ。
今日、夫と学生達はアムステルダム大学に
研究意見交換のために出かけ、私は一人で市内観光。
途中から皆と別れて、ダム広場を目指して歩くことにした。
しかし、旅行社でもらった地図を懸命に眺めても、
自分のいる場所が分からず、立ち往生。
しばらくして、建物を間違えて戻ってきた夫達に大笑いをされ、
意を決して、学生風の女性に地図を示し、
この場所と、ダム広場までの道を尋ねた。
ここから一時間ほど歩く内に、
運河の船着場で数人の男女が船に乗り込むのが見えた。
切符切りのおじさんらしき人に、
日本語のガイドがあるかどうか聞くと、ないと言う。
一時間の周遊だというので、雨も降っているし、疲れてきたし、
しばらく座りたい・・・と思い、8.5ユーロを支払って乗り込むと、
10人ほどのお客さんが座っていた。
しばらくすると、先程の切符切りのおじさんが乗って来て、
舵を取り始めた。
何と、もぎりのおじさんではなく、船長さんだったのだ。
地震は絶対にないから大丈夫と言うが、
もし、津波が来たらどうなるのだろう。
13世紀頃から営々と築かれてきた文明が
一瞬に跡形もなく消えてしまうのだろうか。
30分ほどして、海に出た。一体どうなっているのだろう。
砂浜もなく、海からそのまま陸。ここは北海だ。
香港にある店をまねて作ったという中華店が、海の上に浮かんでいた。
違和感で胸が悪くなったのは、私だけだろうか。
下船後、ダム広場まで歩いた。
少し迷うと、清掃作業をしている人、工事をしている人、
子供を連れたおばあさん、誰でも捕まえて道を聞いた。
皆、とても親切に教えてくれる。
アムステルという地にダムが出来て、
アムステルダムと呼ばれるようになったとのこと。
ダム広場は雨のせいか人が少なく、晴れた休日には、
大勢の観光客や、大道芸人などのパーフォーマンスで賑わっているが、
今日は閑散としていた。
あった、あった・・・5年前、夫と二人でここへ来た時、
突然バケツをひっくり返したような大雨が降り、
このホットドッグ売りのテントの中に
10人以上の人達がひしめき合って
雨宿りをしていたっけ・・・とても懐かしかった。
お腹がすいてきたので、広場の側のDAM.PLAZAで
コーヒーとオープンサンドを頼んだ。
一人でレストランに入ったのは生まれて3度目の経験。
何となく落ち着かなくて、さっと食べて出て来た。
お味もがっかりだった。
中央駅に向かうと、いろいろな国の人達とすれ違った。
20年ほど前はどこへ行っても日本人が多かったが、
最近は韓国や中国の人達が多いような気がする。
同じような顔つきなのに、
グループでいると何となくすぐ分かるのが不思議だ。
さて、東京駅とそっくりな・・・
以前、東京がこの駅をまねて作った
という俗説があったらしいが、
実際にはただ少し似ているというだけのことらしい・・・
中央駅は工事中だった。
古いので、いつもどこかを補修しているのだろう。
帰りはこの中央駅から地下鉄に乗って、
8個目の駅、Station Rayで下車。
昨年、イギリスで、同じように夫の仕事中、
一人であちこち行ったのはよいが、
駅の名前を間違って覚えていたために、
大変な冒険旅行になってしまった。
一度痛い目に遭うと、おりこうになるものだ。
今回は間違えることなく帰ってくることが出来た。
「かわいい子には旅をさせよ」これはすばらしい教訓だ。
恥ずかしいのですが、自分の記録のために書いています。
なかなか時間がなくて、いつになったら書き上がるのか分かりませんが、たまにのぞいて下さいね。
いつになったら・・・とこのブログ首を長ーくして待ってました。
海外旅行なんて新婚旅行のハワイしか知らない私(皆さんが羨ましい)
PCを開ける楽しみが増えました。
シーママさん、何だか、一人旅をしているなんて書くと、ちょっとすごい人・・・と思われてしまいますが、夫に「何?ホテルで待ってる?学生があんなにがんばっているのに、恥ずかしくないの?」と言われて、泣く泣く出て行き始めたのです。
語学力も全然・・・。
でも、行く場所と自分が迷っているという言葉さえ覚えておけば、何とかなる・・・
最近、極意を覚えました。
優秀なシーママなら今日からでも大丈夫よ。
私もあと少しの勇気と沢山の語学力が有ったら 人生が違っていたのでは
手に取るように、情景が脳裏に映写されます。
賢い旅人ですね。冒険心とお茶目がオオドリーを感じさせます。
これからも出来る限り色々な国を巡りたいものだと思います。
詳しい報告楽しく読ませていただいています。