ハイデルベルク発 9:25 フランクフルト着 10:18
フランクフルトは何度か乗り変えの時に通ったことがあるが、
宿泊をするのは初めての土地だ。
正式の名は「フランクフルト アム マイン」
[マイン川のほとりのフランクフルト]という意味だとか。
駅に荷物を預けて、早速、それぞれ自由に、市内観光に出かけた。
先ず最初に訪れたのは、ゲーテハウス。
入口 ゲーテ (絵葉書より)
第二次世界大戦でほとんどが破壊されたが、
疎開をしていたために残された数々の調度品、
絵画など、その当時の裕福な家庭の
暮らしぶりが偲ばれ、とても興味深かった。
大勢の来客や家族のシーツをプレスする機械
不思議な形で、構造がよく分からなかった。
1749年に生まれたゲーテは、学校には行かず、
法律家で市の参事をしていた父親から
ありとあらゆる教育を受け、
また、母方の祖父は市長という恵まれた環境の中、
26歳までこの地で過ごし、
初期の作品「若きウェルテルの悩み」
などは、この頃に書かれたものだという。
確か私も中学生の頃、この本を読んだのだが、
内容は全く思い出せない。
2時間ぐらいここで見学をした後、マイン川のほとりに出て、
レーマーの広場を目指した。
ここには、古代ローマから中世までの十数世紀の間の
3つの時代の遺跡が残っているという。
ピンクの中央の建物が市庁舎レーマー。
レーマーというのはローマ人という意味で、
市庁舎なのになぜレーマーなのか?
この地区はフランクフルト見本市の発祥の地で、
今の市庁舎がイタリア人の
商人達の宿泊所兼展示場として使われていたところから、
「ハウス・ツム・レーマー」すなわち「ローマ人の館」
と呼ばれるようになった・・・と観光案内書で読んだ。
丁度、レーマーの前で結婚式が行なわれ、
白い大きな布に、ハートを書いて、
二人が鋏で切り取り、
その中を花婿が花嫁を抱えてくぐって行った。
意味は分からないが、とても幸せそうで、うれしそう・・・だった。
いよいよ明日は帰国。
とにかくお土産を買わなくては・・・・と
駅周辺を足を棒にして歩き回ったが、
ほとんどお土産物屋はなく、徒労に終わった。
後で聞いたら、電車で一駅乗った所にたくさんあったのだとか・・・
疲れた。
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