3月7日(水)
今日は久しぶりに寒い一日だったが、
ここ数日とっても暖かくて、オーバーコートも暖房も不要、
何となく体も軽く、家事もはかどり、
窓際の「パフィオペディラム」の花を愛でる余裕もあった。
亡くなった姑が友人からいただいてきたものだが、何年も咲かず、
とうとう花を見ずに70歳であの世へ旅立った。
その後、八王子に転居して来てから順調に咲き始め、
御近所や、テニス仲間、たくさんの方に株分けをして差し上げたが、
一昨年は、どういう訳か たった一輪だけしか蕾を持たず、
それはお約束の友人宅に嫁いで行った。
しかし昨年も今年も見事に咲いて、地味だが、
花のない時期に、我々の目を楽しませてくれている。
パフィオペディラムの学名「Paphiopedilum」は、
「ヴィーナスのスリッパ」という意味の ギリシャ語に由来し、
ヴィーナスは、ギリシャ神話に登場する美と愛を象徴する女神。
花言葉は「移ろい易い愛情」「官能的」「気まぐれ」というらしいが、
私の母は「おじいさんの顔みたい・・・」と言う。
今、母の部屋にも、おじいさんの顔が6輪咲いている。