夜な夜なシネマ

映画と本と音楽と、猫が好き。駄作にも愛を。

『DOG STAR』

2002年11月01日 | 映画(た行)
『DOG STAR』
監督:瀬々敬久
出演:豊川悦司,井川遥,泉谷しげる,石橋凌他

先週末からレンタル開始になったので、DVDを借りました。

酔っ払いで盲目の元ボクサー(石橋)と盲導犬シロウは、
車にはねられ、ボクサーは亡くなってしまいます。
あるじを死なせてしまった責任に駆られ、
自分の死期も迫っていることに気づいたシロウは落ち込んで元気がありません。
そんなシロウの前にボクサーが現れて、
生前の悪事のせいで天国へ行けないから、いいことをしたい、
そのためにシロウの望みを何か叶えてやりたいと言うのです。
シロウは人間の姿を借りて昔の飼い主一家に会いたいと願い、
その日死ぬ予定だった男性(トヨエツ)のからだを拝借します。
嗅覚を頼りに、もとの飼い主(井川)に会いに行くシロウ。

こんな話です。
本当は犬であるシロウが、見た目はトヨエツで、
そこらじゅうの匂いをかいだり、本をかじってみたり、
嬉しいときに園庭を走りまわったりする姿がめっちゃかわいいです。
ボクサーかヤクザかわからんような石橋凌も抜群。
井川遥が勤める保育園にやってくる移動動物園の経営者兼運転手を
泉谷しげるが演じててええ感じです。園児が誘拐されそうやけど。(^^;
ボクサーの姿は死期が近い人にしか見えないのですが、
それが見えてしまう園児、老人ホームの人たち、みんなすご~くええ!

「犬の眼」に泣かされる映画です。
犬好きの方はこたえられんはず。猫好きの私も参りました。

ここからネタバレあり。
欲をいえばラストでようさん見せすぎじゃ~!
「シロウが走りだし、井川遥が振り返った」ところでエンドクレジットが流れてくれたら
私としては最高やったのにぃ。
そこで私の涙も最高潮やったのに、そのあとも延々続くシーンに、
「長いんじゃ!」とつっこんでしまいました。(--;

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