《か》
『カレンダー・ガールズ』(原題:Calendar Girls)
1999年、各国でニュースとして取りあげられた、
イギリスの婦人会発売のヌード・カレンダー。
この実話を基にしたドラマ。
アニーとジョンは仲睦まじい夫婦。
ある日、ジョンが病死し、アニーの親友ヘレンは、
ジョンが世話になった病院に革製のソファを寄付しようと、
その資金集めに、自ら脱いでカレンダーを作ることを思いつく。
お堅い婦人会の面々は当然反対。だが、賛同する者も現れて……。
中年女性たちの力強さ、
妻が脱ぐことによる家庭の変化も描かれます。
《き》
『キル・ビル Vol.2』(原題:Kill Bill: Vol.2)
言わずと知れた『キル・ビル』(2003)の続編。
毒ヘビ暗殺団のメンバーを探して復讐の旅を続けるザ・ブライド。
前作がスプラッタまみれだったのに対し、愛に溢れた続編。
やっぱりタランティーノ、好き。
《く》
『グッバイ、レーニン!』(原題:Good Bye Lenin!)
ベルリンの壁崩壊前のドイツ。
アレックスの父は家族を残して西側へ亡命。
その反動で母は東ドイツ、すなわち社会主義に傾倒する。
ある日、デモに参加する息子を目撃した母は心臓発作を起こす。
母が昏睡状態にある間にベルリンの壁は崩壊。
目覚めた母にショックを与えぬようにと、
母の視界に入るものはすべて、統一前と同じ状態にアレックスは整える。
母を思う優しい嘘だけど、究極のマザコンやんとも思います。
でも、東西ドイツの問題は私の理解の域を超越するもの。
ちがう世界を見た気がします。
《け》
『ケリー・ザ・ギャング』(原題:Ned Kelly)
19世紀、イギリスの支配下にあるオーストラリア。
移民かつ犯罪者の息子であるために差別を受け、馬泥棒の罪を着せられた青年ケリー。
出所後、仲間たちと銀行強盗をくり返す。
押し入っても人を傷つけることなく、
奪った金品を貧しい人々に分け与えるスタイルから、
彼らは民衆の人気者となる。
『ロード・オブ・ザ・リング』のエルフ役、オーランド・ブルームも出演。
《こ》
『恋は邪魔者』(原題:Down with Love)
レネー・ゼルウィガーとユアン・マクレガー共演。
「女の幸せに恋はいらない」と説いてベストセラー作家となったバーバラ。
モテモテ男だった記者キャッチャーは、
この本のせいで次々と女に愛想をつかされる。
プレイボーイとしての名誉を回復するため、
バーバラに恋の罠をしかけて、彼女の主張を嘘だと証明しようとするが……。
売れっ子ふたりが主演のわりにパッとしない。
60年代のファッションだけは目に楽しい。