現在、世界中の話題をさらっているのは、
先月、英国の海岸でずぶ濡れで発見された謎の人物。
着用していたスーツからはラベルが切り取られており、
おどおどした様子のこの男性は
発見されてから現在に至るまで、ひと言も口をきいていないとのこと。
ところが、収容された病院で、名前を書かせてみようと紙を渡したところ、
そこに彼が描いたのはコンサート用のグランドピアノの絵。
ピアノの前に連れて行くと、いままでの怯えた様子はどこへやら、
堂々たるプロ並みの演奏を披露して周囲を驚かせたそうな。
真相が気になるところですが、
ピアニストをはじめとする音楽家は神経をすり減らしながら生きているのか、
話題性に富んだ人物が多いですね。
以前に自分で書いた日記の二番煎じだらけになりますが、
『シャイン』(1995)の主人公で実在のピアニスト、
デビッド・ヘルフゴットも深く精神を病んでいました。
でも、ピアノを前にしたときだけは人が変わります。
この作品で私がもっとも好きなシーンは、
雨のなか、街をぶらつくデビッドが、ガラス張りのバーの店内にピアノを見つけて、
吸い寄せられるように近づいていくところ。
あきらかにまともではない恰好の彼がピアノの前に腰かけるのを見て、
店員や客は引きますが、その指から奏でられる曲に驚き、
みんながデビッドの虜になります。
演奏し終えたあとの聴衆の喝采と拍手に胸が熱くなります。
『戦場のピアニスト』(2002)の主人公、
やはり実在のポーランドのピアニスト、ウワディク・シュピルマン。
戦禍で被われた町から命からがら逃れた彼は
明らかに精神状態がおかしくなっています。
しかし、食糧を求めて忍び込んだ廃屋で
一心不乱に弾くピアノは凄まじいほどの素晴らしさ。
彼を見つけたドイツ軍の大尉は、本来なら射殺してもおかしくないところ、
黙って彼のピアノに耳を傾ける姿が印象に残ります。
さて、ピアノマンはどうなりますことやら。
あ、そうそう、ピアノマンの話にそっくりだからと
配給元が必死で宣伝している『ラヴェンダーの咲く庭で』。
日本ではまもなく公開ですが、そんな手を使って宣伝しなくとも、
見応えのある女優さんがいっぱい出ています。
大女優ジュディ・デンチをはじめ、
ハリ・ポタのマクゴナガル先生、マギー・スミスも。
ふたりとも整形とは縁がなさそうな、シワの美しい女優さんです。
先月、英国の海岸でずぶ濡れで発見された謎の人物。
着用していたスーツからはラベルが切り取られており、
おどおどした様子のこの男性は
発見されてから現在に至るまで、ひと言も口をきいていないとのこと。
ところが、収容された病院で、名前を書かせてみようと紙を渡したところ、
そこに彼が描いたのはコンサート用のグランドピアノの絵。
ピアノの前に連れて行くと、いままでの怯えた様子はどこへやら、
堂々たるプロ並みの演奏を披露して周囲を驚かせたそうな。
真相が気になるところですが、
ピアニストをはじめとする音楽家は神経をすり減らしながら生きているのか、
話題性に富んだ人物が多いですね。
以前に自分で書いた日記の二番煎じだらけになりますが、
『シャイン』(1995)の主人公で実在のピアニスト、
デビッド・ヘルフゴットも深く精神を病んでいました。
でも、ピアノを前にしたときだけは人が変わります。
この作品で私がもっとも好きなシーンは、
雨のなか、街をぶらつくデビッドが、ガラス張りのバーの店内にピアノを見つけて、
吸い寄せられるように近づいていくところ。
あきらかにまともではない恰好の彼がピアノの前に腰かけるのを見て、
店員や客は引きますが、その指から奏でられる曲に驚き、
みんながデビッドの虜になります。
演奏し終えたあとの聴衆の喝采と拍手に胸が熱くなります。
『戦場のピアニスト』(2002)の主人公、
やはり実在のポーランドのピアニスト、ウワディク・シュピルマン。
戦禍で被われた町から命からがら逃れた彼は
明らかに精神状態がおかしくなっています。
しかし、食糧を求めて忍び込んだ廃屋で
一心不乱に弾くピアノは凄まじいほどの素晴らしさ。
彼を見つけたドイツ軍の大尉は、本来なら射殺してもおかしくないところ、
黙って彼のピアノに耳を傾ける姿が印象に残ります。
さて、ピアノマンはどうなりますことやら。
あ、そうそう、ピアノマンの話にそっくりだからと
配給元が必死で宣伝している『ラヴェンダーの咲く庭で』。
日本ではまもなく公開ですが、そんな手を使って宣伝しなくとも、
見応えのある女優さんがいっぱい出ています。
大女優ジュディ・デンチをはじめ、
ハリ・ポタのマクゴナガル先生、マギー・スミスも。
ふたりとも整形とは縁がなさそうな、シワの美しい女優さんです。